FOOD意外と知らない油の力4

調理で油を使い分けるとヘルシーで美味しさもアップ!

積極的に摂るべきオメガ3系の油ですが、弱点があります。それは酸化しやすいという点。そのため、加熱料理などには向きません。加熱するときに向いている油は? 調理に合わせて使い分ける油の技をご紹介しましょう。

加熱には、酸化しにくいオメガ9系の油をセレクト!

第一回目で油の種類についてお話しました。液体の不飽和脂肪酸の中には、積極的に摂りたいオメガ3と量を控えたいオメガ6、そしてもうひとつオメガ9というのがあります。

この油の代表選手は、オリーブオイルです。

どうしても多く摂りがちなオメガ6の代わりに、このオメガ9を使うといいでしょう。

 

■オメガ6の代用として活用したいオメガ9系の油オリーブオイル、アボガドオイル、なたねオイル、アーモンドオイル、パームオイルなど

肌も髪も頭も気持ちも元気になる賢い油の使い方

オメガ3とオメガ6、オメガ9という呼び方にまだまだ混乱する人が多いと思います。

最後に、適した使い方をまとめてみましょう。

 

■オメガ3系の油

積極的に摂りたい油

種類:

青魚・シソ油・亜麻仁油・グリーンナッツオイル・EPA/DHAサプリメントなど

摂り方:

・魚食を増やす

・ドレッシング代わりにシソ油や亜麻仁油・グリーンナッツオイルなどを使用(バルサミコ酢などを合わせるとおいしい)

・不足しがちな人はサプリメントで補う

 

■オメガ6系の油

控えたい油

種類:

大豆油、サラダ油、コーン油、サフラワー油、月見草オイル、ひまわり油など

注意点:

揚げ物、菓子パン、クッキーなどのお菓子に含まれる油が多くならないように要注意。外食もこの油を多く使っているので無意識に食べていることが多い<.p>

 

■オメガ9系の油

加熱調理などで上手に利用

種類:

オリーブオイル、アボガドオイル、なたねオイル、アーモンドオイル、パームオイルなど

注意点:

炒めるなど普段の加熱料理にはオメガ6系を使わず、オメガ9系に変えるといいでしょう

 

 


この記事の監修
守口徹(もりぐち・とおる)

【略歴】麻布大学教授
東京大学薬学部で博士号を取得後、客員研究員として、米国国立衛生研究所にて、油と脳の関係について研究。日本脂質栄養学会副理事長。国際脂肪酸・脂質学会(ISSFAL)理事。

LET'S TRY 即実践のコツ

簡単に覚えよう! 正しい油の法則

  • 01.積極的に摂るべき油はオメガ3系の油

  • 02.意識して控えてほしいのはオメガ6系の油

  • 03.加熱などに利用するならオメガ9系の油