「嵐・大野くんの恵方巻が食べたい!」コンビニのジャニーズ起用作戦
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 節分の季節が近付いてきました。

 今年の節分は2月3日(火)で、恵方(※)は西南西だそうです。「節分の夜、恵方を向いて太巻き寿司を食べる」というのは、元は大阪地方を中心に行われていた風習だそうですが、いまやバレンタインと並ぶ2月のビッグイベントとしてすっかりメジャーになりました。

「毎年、家で手作りする」とか、「お父さんがデパ地下で買ってきてくれる」とか、“恵方巻”(太巻き寿司)に対するスタンスはそれぞれかと思いますが、今年は「私の分はいらない! ローソンの恵方巻にするから!」と意気込む女子がかなり見受けられるようなのです。

 なぜなら、嵐・大野智さんが恵方巻の宣伝をしているから!

◆“大野くんの恵方巻”求めてローソンに走る

 そもそも、ジャニヲタに限らず女子というのは“好きな人との共通体験”にめちゃくちゃこだわるもの。好きな人と同じ場所に立ち、同じ空気を吸い、同じものを見て、同じものを食べる。全部をすくい取れなくても、どれかひとつ味わうだけで、ちょっと彼に近付いたような気がします。

 ましてや、コンビニは女子とジャニーズの“愛の中継地”のような場所。
コンサート会場に行けずとも、「大野くんが食べてるゲンコツメンチ」とか、「大野くん絶賛の黄金チキン」がそこにあるなら、手を伸ばさないのはヤボなのです。かくして、「あれ? ダイエット中だから揚げモノやめるとか言ってなかった?」なんて友達にツッコまれても、「いや、これ大野くんのだから」とかいってあっさりルールを変えたりする。

よって、「恵方巻は家族で手作りで」みたいな約束事があったとしても、今年はスルーするジャニヲタが少なからずいると思われます。

◆セブン-イレブンはSexy Zoneのチョコ

 一方、2月のもうひとつの行事といえばバレンタイン。

 こちらはセブン-イレブンがSexy Zoneをからめて煽りにかかりました。

 セブン-イレブンはバレンタインのはるか一月以上前、1月10日(土)から特製グッズ付きの限定チョコを発売。売り切れ必至のチョコを求め、ファンはえらい前倒しでセブンめぐりをさせられたのです。「え? バレンタインって、好きな彼にチョコをあげる日だよね?」とのまっとうな疑問が頭をもたげた方もおられましょう。

 しかしながら、昨今のバレンタインは「ガチで愛を告白する日」から、「チョコがからんでいれば、なんでもアリな日」にシフトチェンジされ、さらにジャニヲタにとっては「チョコとジャニがからんでいれば、ガッツリ乗っていい日」と解釈されるようになりました。

 Sexy Zoneのチョコは“自分のための贈り物”にほかなりませんが、「バレンタイン」「チョコ」「ジャニーズ」というキーワードの入った案件をこなしたという満足感は、ヲタの体温を上げ、免疫力もだいぶ高めてくれたろうと思います。

 いつもそこにあるコンビニのように、普段着の顔してジャニはヲタの心を掴みます。

 節分だのバレンタインだの、季節の催しにまぎれこむなど、その手管にぬかりはありません。ひとりだけローソンの恵方巻をほおばってヲタが恍惚としていても、どうか慈愛の目で見守ってあげてほしいものです。

【ローソンの恵方巻】
http://www.lawson.co.jp/recommend/static/ehou/

【セブンイレブン とっておきのチョコレート期間限定】
http://www.sej.co.jp/products/valentinesday/

※恵方……その年の干支に基づいて、めでたいとされる方角。

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。ふだんは『週刊アスキー』などパソコン誌や女性誌、ウェブサイトで編集・執筆。著作に『ひみつのジャニヲタ』(カバーイラスト・江口寿史)『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『ジャニヲタ談話室!』など(イラストはいずれも二平瑞樹)。ジャニヲタ歴は、約20年。KinKi Kidsの担当に始まり、現在はグループを問わず応援する“事務所担”。mixiコミュニティ“ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru