「ラクして痩せたい」はNG!? 肥満より運動不足の方が死亡リスクが高いと判明

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女性なら誰だって、スリムな体、美しいスタイルを手に入れたいと望むもの。それもできれば、「キツい運動はせずにラクして痩せたい……」なんて考えちゃいますよね。

でもちょっと待って! なんと最新の研究で、“肥満体の人より運動しない人の方が死亡率が高い”という衝撃の事実が判明したのです。

これはどういうことなのでしょうか?

 

■「運動不足」は「肥満体」にくらべ死亡率が2倍

12年間にわたって“亡くなった人の体脂肪率と運動量についての調査”を行っているケンブリッジ大学の研究者によると、それぞれの年に亡くなった人のうち約66万人の死亡原因は“運動不足”だった一方で、“肥満体”が原因で亡くなった人は約33万人だったとのこと。なんとその数に2倍の違いがあることがわかったそうです。

運動不足と肥満は結び付けて考えられがちですが、運動不足が死因となった人のなかには痩せた人も十分含まれていたそうです。「痩せているからといって日々の運動を軽く考えるのはよくない」と研究者たちはコメントしています。

 

まずは運動不足の解消を目指そう!

さらにノルウェーの研究者、エケルンド教授の調査では、ヨーロッパの人々の死亡リスクに関して、興味深い結果がわかったそうです。

なんと、運動不足を解消することで死亡率が7.5%削減可能であるのに対し、肥満の解消では3.6%しか削減できないとのこと! この結果からも、肥満体であることより、運動不足の方が死亡リスクを高めてしまう危険があることがわかりますよね。

 

「なにはともあれ痩せればOK」というダイエット方法では、肝心の“運動”が抜けてしまいがち。やっぱり運動ありきのダイエットを行うのが、体にも良い結果が得られそうですね!