田畑昇人氏
複数のモニターに張り付き、寝食忘れてトレードに没頭する――我々が勝ち組トレーダーを思い浮かべるなら、こんな姿ではないか。だが、東京大学院生の田畑昇人氏は違った。スマホ1台で驚異的なパフォーマンスを叩き出す秘密に迫る!

◆スマホ1台ですぐできる月曜早朝「窓埋め」トレード

「徹底的に研究してわかったのは、FXは時間がカギだということ。時間が投資家の心理変化に大きな影響をおよぼすんです。時間を考えずして、FXの取引はできません。前回紹介したほかにも時間を利用した方法は、たくさんあるんです。たとえば、月曜日の早朝とか」(田畑氏)

 24時間動く為替市場だけど土日はさすがにお休み。1週間の最初の取引となるのが月曜日の早朝だ。

「週末に起きたイベントなどにより、前週の最後のレートと月曜早朝のレートに乖離が生じることがあります。前週終値が117円だったのに月曜日が118円から始まる、といったケースです。このとき117円から118円の間に『窓が開いた』と表現されます」

 月曜日の取引は朝7時から始まる会社が多い。毎週必ず窓が開くわけではないので、月曜日の朝は少し早起きして窓が開いたかどうか確認を。で、この窓のどこにチャンスが?

「開いた窓は『埋める』ことが多いんです。たとえば11月24日の米ドル/円だったら前週終値が117円80銭だったのに月曜日が117円90銭で始まりました。10銭幅の窓が開いていますよね。始値の117円90銭から前週終値の117円80銭まで戻す可能性が強い。だから下側に窓が開いていたら売り、上側に窓が開いたら買いです」

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 ターゲットは?

「10銭、20銭程度の小さな窓だったらすべて埋まる可能性が高いですし、50銭、1円といった大きな窓だったら欲張らずに窓を埋める動きの途中で決済します。カギになるのはやっぱり時間です。僕の場合は7時からの1時間半くらいで決済することが多いです。というのも、9時になれば東京市場が開いて、窓埋めとは別の心理で市場が動き出すからです。ですから、遅くとも9時までには決済するようにしてください」

 極めてシンプルな考え方でお小遣い稼ぎに最適な窓埋め狙いだけど、こんな注意点も。

「東京市場が始まる前の為替市場やオ―ストラリアのシドニーやニュージーランドのウェリントンが中心になる時間帯です。参加者が少なく、乱高下したり急騰、急落することもある時間帯なので、窓埋めとは反対方向に動いたときはすみやかに損切りすることが大切です」

 週末に選挙や首脳会合、テロなど大きなイベントがあったときは窓が開きやすい。月曜日の朝はベッドのなかでスマホを確認、窓が開いていたら速攻目を覚まして取引を。

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【田畑昇人氏】
スマホ片手にベッドでごろ寝しながら取引する田畑スタイルで、50万円から1000万円へと資金を増やした。時間と投資家心理を重視するのが、その特徴。東大院生の頭脳が編み出した方法論は一聴の価値アリだ

― 東大院生が考えたスマホFX【3】 ―