【PK戦 日本 4-5 UAE】
日本(先攻)|UAE(後攻)
【1】本田:×|O・アブドゥラフマン:○
【2】長谷部:○|マブフート:○
【3】柴崎:○|イスマイール:×
【4】豊田:○|マジード:○
【5】森重:○|ファルダン:○
【6】香川:×|アハマド:○

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 グループリーグを1位通過した日本は1月23日、準々決勝でUAEと対戦。大会初の失点でリードを許し、柴崎のゴールで追いついたものの、1-1からのPK戦の末に敗れ、大会2連覇を逃した。
 
 日本はグループリーグ3試合と同様の布陣でスタート。GKは川島、最終ラインは右から酒井、吉田、森重、長友。中盤はアンカーに長谷部が入り、インサイドハーフは右に遠藤、左に香川。3トップは右から本田、岡崎、乾という顔ぶれに。
 
 ファーストシュートは乾だった。2分、日本は左サイドに展開し、ボールを受けた乾が鋭いカットインから狙い澄ましたシュート。相手GKナセルのファインセーブに阻まれたが、日本はスムーズな展開でチャンスを作り出した。
 
 しかし3分、日本はUAEのマブフートに完全に裏を取られ、川島と1対1の場面に。ここはマフブートのタッチがやや長くなり、川島が身を挺して防いだ。
 
 すると、このプレーを境に、UAEがテンポのいいパス回しでボールを支配。日本は後手に回る展開となる。そして7分、後方からのフィードに抜け出したマフブートが右足を振り抜くと、ボールは川島のセービングも及ばず日本ゴールに突き刺さる。日本はこの大会、初めての失点となった。
 
 先制を許した日本だが、その後は引き気味になったUAEに対し、ポゼッションを高めて相手ゴールに迫る。18分には酒井の果敢なドリブル突破からのクロスに乾が決定的なヘディングシュートを放つ。だがこれもGKナセルの好セーブに阻まれた。
 
 日本は本田、香川を軸にボールは支配するものの、UAEの粘り強い守備に遭い、ゴールが遠い。10番のO・アブドゥラフマンら高い個人技を活かしたUAEのカウンターも日本の脅威となった。前半は、このままUAEが1点をリードして折り返した。
 
 日本は、後半開始から乾に代えて武藤をピッチに送り込んだ。
 
 立ち上がりの49分、日本はカウンターからピンチを迎える。O・アブドゥラフマンのループパスからマフブードが決定的なシュートを放つ。しかし、ここは川島がなんとか身体に当てて事なきを得た。
 
 日本は53分にビッグチャンスを迎える。右サイドを崩して酒井からのクロスにノーマークの武藤が頭で合わせる。だがシュートは枠を捉え切れず、ゴール左に外れた。
 
 日本は54分に遠藤から柴崎にスイッチ。柴崎は、最初のプレーでミドルを放つなど積極的な姿勢を見せる。同点ゴールを狙う日本は、60分に武藤からのくさびを本田が落とし、香川がタイミング良くシュートを放つが、またもGKナセルがこれを阻んだ。
 
 完全に日本ペースとなった65分、アギーレ監督は岡崎に代えて豊田を投入する。67分にはCKから高さを活かしてゴールを狙うも、UAE守備陣の身体を張った守りに得点に至らない。74分の豊田の決定的なヘディングシュートもゴール右に外れた。
 
 ゴールが遠かった日本だが81分、ついにUAEゴールをこじ開ける。バイタルエリア中央で柴崎が本田とのワンツーで突破を図ると、そのままダイレクトで右足を振り抜き、ゴールに叩きこんだ。
 
 同点に追いついた日本は、一気に逆転を狙い攻撃の手を強めていく。完全に足が止まったUAEを翻弄し、再三ゴールに迫る。そして、アディショナルタイム3分を回ろうとした時間帯で日本は決定的なチャンスを迎える。敵陣でのパス回しから相手ディフェンスを切り裂き、最後は香川がこぼれ球を右足で狙う。しかし、このシュートはゴール左へわずかに逸れてしまった。このプレーの直後に、後半終了のホイッスルが吹かれた。
 
 延長前半もスムーズなパス回しでリズムを掴んだ日本だが、94分過ぎにアクシデント。オーバーラップした長友が右足の腿裏を痛めてしまう。その後もプレーを続けた長友だが、これ以降プレーに精彩を欠くことに。
 
 延長前半はともにチャンスを作れず、勝負は後半へ。日本は延長後半開始から、負傷した長友をボランチに据え、左SBに右SBの酒井を回し、右SBに柴崎を起用する。
 
 そして118分、日本に決定的なチャンス。ペナルティエリア手前でFKを得た日本は、柴崎がGKナセルの逆を突いたシュートを放つ。しかし、これはわずかにゴール右に外れた。結局、延長でも決着がつかず、試合はPK戦にもつれ込む。
 
 PK戦では、最初のキッカーとなった本田が完全なミスキックでゴール上に外してしまう。UAEも3人目が外して同点となったが、日本は6人目の香川のシュートがゴールポストに弾かれた。最後はアハマドのシュートがゴールネットを揺らし、日本の敗退が決定。日本はアジア大会の連覇を逃した。
 
 アギーレ監督は「選手たちはしっかり頑張った。パフォーマンスに関しては何も言うことはない。素晴らしい戦いを見せてくれた」と、選手たちをかばった。