田島加寿央シェフ

写真拡大

千葉県松戸市は、防災について学ぶための新たな試みとして、非常食を同市在住のシェフらが調理し、地域住民と一緒に食べながら防災意識を高める取り組み「ごちそうとぼうさい」を2015年1月16日に初開催した。

美味しく食べて防災意識を高める

15年に迎えた阪神・淡路大震災から20年の節目に、普段の生活のなかで優先度が下げられがちな「防災」について「食」をテーマに楽しく学ぶためのイベント。松戸市在住の田島加寿央氏(フランス料理)ら2名のシェフを招き、乾パンやアルファ米といった定番の非常食を、地元松戸市産の野菜などを使い様々な「ごちそう」に調理。集まった46人の市民と、非常食をおいしく味わいながら防災食や非常食の蓄えを振り返った。また、1か月ごとに非常食1食分を消費し、食べた分だけ買い足していく備蓄法「ローリングストック法」などのテクニックを学ぶ機会を提供した。

そして、避難所や食料備蓄場所、防災で役立つ場所などの情報を共有する「防災マップ」作りも実施。住民同士が協力してマップを作ることで、地域の関係性を高めるとともに地域防災力の向上を目的に行った。

「ごちそうとぼうさい」は、市民参加型の情報発信プロジェクトチーム「まつどやさしい暮らしラボ」が主催し、市が毎年開催する「防災講演会」と同日開催することで、より幅広い世代の人たちと防災について考える1日となった。

参加者は、「今まで(防災食は)当たり前の食べ方しか知らなかったので、乾パンがこんなにおしゃれな料理になるとは驚いた」と、防災食の新たな一面への驚きをみせた。