日本vsUAE 試合前日の公式会見要旨

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 日本代表は22日、シドニーのスタジアム・オーストラリアで公式練習を行い、23日の準々決勝・UAE戦に向けて最終調整した。練習前にはハビエル・アギーレ監督とDF長友佑都(インテル)が公式会見に出席した。

以下、会見要旨

ハビエル・アギーレ監督

「ここからはまたゼロからのスタートとなる。(準々決勝に残った)8チームが希望を持って戦う状況になる。我々は90分間、しっかり集中して、勝ちたいと思っている。もちろん相手に敬意を払うが、勝てる力はあると思う」

―森重が出られないかもしれないが、グループリーグと同じように無失点をキープできるか?

「まだドクターからは森重が次の試合に出られないという報告は受けていない。彼がプレーできることを信じて待っている。もし彼がプレーできなかったとしても、代わりに出る選手がいい仕事をしてくれると思っている。なぜなら我々はチームとして守っている。FW、MF、DFすべてが関わって守っている。明日も無失点というグループリーグの結果を継続できればと思っている。チームを整えて、インテンシティーを高めてプレーしたい」

―第3戦から中2日だが、その状況で勝つためにカギになることは?

「特にその点は重要視していないが、前の試合から2日しか経ってないので、選手は完全には回復していない。前の試合では90分間、プレー強度を高めてプレーしていた。明日には100%に回復して、インテンシティーを高め、スピーディーな展開ができるようにしたい。昨日も今日も軽いトレーニングにしている。次もアップダウンの激しい、ボールを奪う展開になると思う」

―UAEで最も危険な選手は? イランと対戦するほうがよかったか?

「特に対戦相手を選ぶことはしない。カレンダーどおり、目の前の相手と戦う。UAEにはボール扱いのうまい選手が3、4人いるし、GKも良い選手だ。特定の選手の名前を挙げることはフェアではないと思う。なぜならチームとして戦うことができるチームだからだ」

―香川がヨルダン戦でゴールを決めたが、チームに自信をもたらす影響があるか?

「(香川)真司の得点に関しては非常に喜んでいる。彼には『ペナルティーエリアにどんどん入っていけ』『チャンスがあれば、アシストではなく、得点を狙っていけ』と求めていた。彼も自信を付けていると思うが、彼自身が大きく変わったとは思っていない。その質問には、彼のことをよく知っている(長友)佑都が答えられるかもしれない」

―長友にどんな役割を期待しているか?

「(長友)佑都は戦うことのできる力強い選手で、他の選手たちに愛され、敬意を払われている。右でも左でもプレーでき、リズムをつくることができ、意欲を見せる。それが周りの選手に伝染する。明るい性格がグループに良い影響を与えていると思う」

●DF長友佑都(インテル)

「勝ちたいというこの一言だけです。この一言にすべて詰まっていると思う」

―勝利のために何が一番求められているか?

「トーナメントなので、一つのミスが命取りになるけど、いかに一人ひとりがミスを恐れず、堂々と自信を持ってプレーするかが大事になってくると思う。チームが一つになって、ミスを恐れずに自分たちがこれまで積み上げてきたものをすべてぶつけたい。あとは目の前の自分の仕事をしっかりこなすことが大事になってくると思う」

(アギーレ監督から香川について振られ)

「彼自身、大きなプレッシャーを背負って、なかなか点が取れなくて、難しい時期を過ごしていたと思う。この前の試合で点を取って、本当にうれしそうな顔を見て、僕も心からうれしかった。これを機に吹っ切れて、明日の試合でも真司が点を取ってくれるように、僕もできるだけサポートできるようにがんばります」

―ブラジルW杯後、何が足りないと感じ、4年後に向けてこの大会をどういうステップにしたいか?

「(回答に詰まり、先にアギーレ監督が質問に答える)……さっきの時間でいろいろ考えたけど、W杯のときの心境と、次のW杯に向けての心境を語るのは難しくて……。そのことについては考えていて、言葉として発するためにはエネルギーがかなり必要かなと思うので、ここでは勘弁してもらいたいなと。そのエネルギーを使うぐらいなら、明日の試合のダッシュ1本にエネルギーを使いたいと思う。ただ、一つだけ言えることは、いかにチームのために犠牲になれて、チームのために走れるかということが、今の自分の課題であって、目標。その犠牲の精神、チームのためにという部分が自分の中に本当にあるなら、本当に大事なときに最高のパスが来たり、今までミスしていたところがミスじゃなくなったり、そういうことにつながると思う。だから、明日の試合もチームのために走ります」

(取材・文 西山紘平)