香辛料のなかでもっとも好き嫌いがはっきり分かれるもののひとつと言えば、パクチー。好きな人は料理に大量に盛って食べるが、嫌いな人は料理に1枚混ざっていただけでもうダメ。(写真は「株式会社 キャメル珈琲」提供)

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 香辛料のなかでもっとも好き嫌いがはっきり分かれるもののひとつと言えば、パクチー。好きな人は料理に大量に盛って食べるが、嫌いな人は料理に1枚混ざっていただけでもうダメ。日本では受け付けない人がかなりの割合でいるが、パクチーがポピュラーな中国ではどうなのか。

 中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で120万人以上のフォロワーを持つ中国ネットユーザーが17日、昨年下半期ごろから日本国内で話題になっているベトナム産の「パクチーラーメン」を写真付きで紹介した。「パクチーラーメン」はおもに輸入食品店の「カルディコーヒーファーム」などで売られているインスタントラーメン。具はすべてパクチーという、パクチーファンにとっては夢のような一品である。

 そんな「パクチーラーメン」を紹介するツイート対して、中国ネットユーザーたちは2日半で2600件を超える書き込みを残す「食いつき」を見せた。そのなかで「いいね」がたくさん付いたコメントを拾ってみると、「明らかにおいしそう」、「麺に香菜(パクチー中国名)を撒くのが好き」、「不味いわけがなかろうが」、「なんで嫌いな人がいるのか理解できない」……。圧倒的にパクチー好きのユーザーが多い。「パクチーいっぱいで幸せ」、「日本のパクチーは味が薄い。中国のでないと」との声もあった。

 一方、パクチー大国・中国でも「見ただけで吐き気がする」、「これは無理」と拒絶するユーザーが確かにいた。みんながみんなパクチー大好きなわけではないようだ。ただしその数は愛好者に比べたら明らかに少ないのである。

 買いたい、ぜひ代理購入してほしいという声も多分にあったので中国最大のECサイト・タオバオで調べてみたところ、案の定「パクチーラーメン」の代理購入を引き受けているネットショップがあった。さすがは、パクチー大国。(編集担当:近間由保)(写真は「株式会社 キャメル珈琲」提供)