魚の鮮度がわかるスマホも可能に?これからは魚の鮮度はレーザーで測る人が増えるかも

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冬は海の幸が美味しい季節だ。スーパーの鮮魚コーナーにも美味しい魚が溢れている。切り身だけでなく、1匹まるごと購入して焼き魚や刺身、鍋ものにしても美味しい。

しかしながら、魚と言えば、気になるのは、やはり鮮度だ。
専門化でも無い限り、「この魚は新鮮」と自分の目でわかって買えるといく人は、そう多くないものだ。
お店を信じてはいるが、実は本当に「この魚は新鮮なの?」と心の中で思って買ってはいないだろうか。

今年は、そんな長年の不安や課題がクリアできるかもしれない。

●魚の目にレーザーで鮮度がわかる!?
その方法は、魚の目にレーザーを当てるというもの。「えっ!?」と思う人もいることだろうが、これはれっきとした正しい方法なのだ。
この技術は、1月17日(土)に放送された「世界一受けたい授業(日本テレビ系列)」で放送され、今年こんなスゴいモノが実用化する!コーナーで出演者が驚いていた。

技術の内容は以下だ。
魚の目の水晶体は、鮮度が落ちてくると濁ってくる。逆に新鮮な魚は水晶体が透明ということがポイントだ。
そこにレーザー光を当てて、反射された光を分析すれば、「魚の鮮度」がわかるというものだ。

この技術により、今まで経験に頼ってきた「魚の鮮魚」が、誰でもわかるのだ。

●魚の鮮度は4段階に分かれている
この技術を開発したのは東洋大学の研究室。なんと日本の大学が開発した技術なのだ。しかも、市販のグリーンレーザーを改造したものと、反射した光を分析する装置だけで実現できるという。
その結果、4段階の鮮度を表示させることが可能だそうだ。

・刺し身などの生食可
・寿司用
・焼き魚用
・腐敗

という具合である。
現在は研究段階であるが、市販のレーザーを利用しているともあって、実用化まではそう遠くとも言えそうだ。
ちなみに、東洋大学による昨年10月の発表では、1年以内にハードウェア(機械)の完成を目指すとしている。

これなら2015年秋以降には、魚の目にレーザーを当てるのは普通になるかもしれないと、期待が膨らむ。
スマホやタブレットとの連携もできるかもしれないとのことで、「世界初!魚の鮮度がわかるスマホ」も期待できそうだ。

東洋大学


布施 繁樹