パリでの問題がますます大きくなっている。ボルドーとのカップ戦を前に、パリ・サンジェルマン(PSG)はますます安定を欠いているようだ。ピッチ上の話だけではない。スタッフとチームの関係、チームのスター選手たち同士の関係、フロントと監督の関係も問題となっている。

ローラン・ブラン監督は、レオナルド元SDの介入を報じる噂へのいら立ちを見せている。ナセル・アル・ケライフィ会長は、ロベルト・マンチーニ監督やディエゴ・シメオネ監督とのコンタクトを再開したと言われている。ズラタン・イブラヒモビッチは、6月の移籍を検討していると言われている。

『Parisien』は21日、レオナルド氏の間接的な動きを報じる噂を懸念するブラン監督の不満を伝えた。レオナルド氏がスター選手たちに対し、権力を取り戻すためにチームを壊そうとしている報道だ。だが、これは確認が取れていない。

また、ブラン監督は特にユヴェントスにフリーで加入することになったキングスレー・コマンや、契約延長で揉めたアドリアン・ラビオの件について不満を表している。フロントはこれをよく思っておらず、『Equipe』によると、アル・ケライフィ会長が前述の2人の監督に連絡を取ったと報じた。そしてブラン監督はこの動きに落胆し、悲しんで、諦めているという。

また『Equipe』は、契約を1年残して6月にPSGを去ることを考えていると報じた。後押しになっているのは、ドレッシングルームの雰囲気だそうだ。チームはエセキエル・ラベッシの気まぐれや、エディンソン・カバーニの姿勢をよく思っていないという。カバーニはイブラヒモビッチの栄光のためにもう1シーズンを犠牲にするつもりはないようだ。

そのため、イブラヒモビッチとカバーニの間にはもう良好な関係がなく、2018年までの契約を結ぶカバーニも移籍を検討しているという。マンチェスター・ユナイテッドがラダメル・ファルカオを交換条件にカバーニを狙っているようだ。

PSGで退団を検討しているのはイブラヒモビッチだけではない。もはや内部の雰囲気が壊れたことで、32歳のチアゴ・モッタもモチベーションを失い、移籍に向けて動いているという。それも、すぐの移籍だ。出場機会の増加を望むヨアン・カバイェも同じだ。