世界最大級のゴルフ見本市『PGAマーチャダイズショー』がフロリダ州のオーランドにあるオレンジカウンティコンベンションセンターでついに開幕。1,000社を超えるゴルフ関連企業が出展、世界中からバイヤーなどが集まり初日から活気に満ちていました。

 さて、昨日の『デモデー』でキャロウェイのクラブデザイナー、ロジャー・クリーブランド氏から「明日、ブースに来れば面白いものが見られるよ」と言われ、早速行ってみました。そこで氏から見せられたのが『マックダディ PM・グラインドウェッジ』。PMとはフィル・ミケルソンのイニシャル。そう、氏がミケルソンのために作った新作です。
 ミケルソンは64度のウェッジをフェースを開いて使います。開いた時はボールはトゥの上側にも当たるため、このウェッジはソールをくりぬきその重量分だけ、フェースをトゥ側に拡大して作ったのが特徴です。クリーブランド氏が通常のウエッジにもう一つヘッドを溶接し、削り上げたものを昨年の全米プロの時に渡したのが気に入られて製品化の運びになりました。
 アメリカのコースは日本よりもガードバンカーがグリーンの近くに造られ、ピンポジションもかなりバンカー寄りに切られることがあります。そのような時に60度オーバーのロフトを持つウェッジが効果を発揮するのです。マット・クーチャーは63度のウェッジを、他のPGAプロも60度を超えるロフトのものをバッグに入れています。
 ミケルソンはピンゴルフのEYE2を愛用していましたが、このウェッジはそれに近いイメージでさらに進化させたものになるのでしょうか。キャロウェイと契約している石川遼プロにも「彼もフェースを開いてウェッジを使うゴルファー、機会があればぜひ見せたね」とクリーブランド氏は話してました。
 日本での発売は5月ぐらいを予定しているそうです。ショートゲームの名手が超一流のクラブデザイナーに作ってもらった逸品、アスリートゴルファーは必見です!
【アンディ和田/ゴルフアナリスト、コメンテーター】
1968年生まれ。アメリカ国内のミニツアーをはじめ世界25ヶ国でプロの試合を経験。青木功や中嶋常幸らの米ツアーでのキャディの経験もあり。現在は欧州ツアーや米国女子ツアー、アメリカ2部ツアーまでどんなツアーにも詳しい解説アナリスト。ALBA.netの討論コンテンツ“Gボイス”のコメンテーター。

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