非課税のはずのNISAで配当金に課税される 落とし穴にはまらないために必要なこととは?

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今年で2年目に入るNISA(少額投資非課税制度)だが、なんとNISAで買った日本株の配当金について、税金が取られてしまっている人が相次いでいる。いったいその原因とはなにか。そして対応策とは?

配当金を郵便局で受け取ったり
銀行口座振り込みにしていると課税!

 NISA(少額投資非課税制度)には重大な落とし穴がある。

 株の税金は売却益だけではなく、配当金にも20.315%が課税される。だが、NISA口座で買えば、これらの税金はゼロ。そのため高配当狙いで株を買う人にもNISAの利用が広まっている。

 ところが、正しい配当金の受け取り方法(詳細は後述)の周知不足により、せっかくNISAで高配当株を買ったのに、配当金に課税されてしまう人が続出している。例えば楽天証券では14年11月時点でもNISAで取引している投資家の約3割が配当金に課税されていた。業界全体でも、ほぼ同じ比率だと見られている。

 配当金が課税されてしまう理由は配当金の受け取り方法の指定ミスにある。

 図のように配当金の受け取り方法は3パターンあるが、配当金を非課税でもらうためには、証券口座へ入金する「株式比例配分方式」を指定する必要がある。それ以外の郵便局で現金で受け取る方法や、指定した銀行口座へ振り込みしてもらう方法だと課税されてしまう。しかも、確定申告をしても一度引かれた税金は取り戻せない。

証券口座への入金で配当金を
受け取るようにする変更手続きを!

 配当金の受け取り方法の変更はカンタンに行なえる。ネット証券ならホームページで、「株式比例配分方式」を選択すればいいし、窓口なら担当者へ伝えて手続きをしてもらえばいい。

 証券会社ごとで差があるが、多くの証券会社では配当金の権利確定日の3営業日前くらいまでに変更手続きをする必要がある。期末の配当金を確実に非課税にするためにも早めに変更しておくといいだろう。

 注意点は受け取り方法を変更すると、NISA口座以外の保有株の受け取り方法も一斉に変更されること。銀行口座で一元管理していた人や、郵便局で受け取る方法に慣れ親しんでいた人は、管理方法の変更など準備が必要だ。

 ところで、1月21日発売のダイヤモンド・ザイ3月号では、2015年の狙い目の主役株を取り上げた「最強日本株5大番付」の大特集を掲載している。その中には、高配当株番付、大型株番付、新興株番付、10万円株番付などNISA向けの銘柄が満載だ。配当金受取の手続きとともにダイヤモンド・ザイ3月号で、新たなNISA用銘柄を見つけてほしい。