アジアカップ、グループリーグ3戦を終えて、僕はここまでの日本代表チームを80点と評価します。ザッケローニ監督の時のアジアカップ・グループリーグと比べると40パーセントほどパワーアップしています。
 
今回の対戦相手が弱かった? いえいえ、前回のグループリーグも決して強い相手ではなかったのです。
 
システムが変わって選手たちが戸惑っていた時期は終わりました。前線が3人になって起点が多くなったし、アンカーの長谷部選手のバランスのおかげで中盤が安定しています。
 
何より試合運びがいい。先制して、相手からの反撃を慌てることなく抑え、耐えながらまた最後に攻め込む。アギーレ監督の交代もズバリと的中し、チームは活性化されます。
 
また、選手たちが自分たちの判断で動けるようになったのが、今の代表の特長です。システムは監督のいうとおりだけど、どこのスペースを消しに行くかというのを考え、指示が来る前に動いています。その自由さを監督が与えているのもいいでしょう。
 
もちろん、まだまだパーフェクトではないけれど、問題は次々に解決されていました。
 
そしてチームがまとまっています。これはもしかすると、アギーレ監督の八百長疑惑で監督が何度も追求されたり、選手たちにも感想を求められたりというストレスの反作用で、まとまりができたのかもしれません。誰かがプールに入って監督が怒ったという報道に対する反発も、求心力になったのかもしれませんね。
 
ザッケローニ監督時代より進歩していると書きましたが、それはここまでの話。ザッケローニ監督はアジアカップで優勝しています。アギーレ監督がこれから先も危なげなく勝って優勝してこそ、本当に進化していると言えるでしょう。