中2日の次戦に向け、長谷部「2-0になってからうまく抜けた」

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[1.20 アジア杯D組 日本2-0ヨルダン メルボルン]

 危なげない試合運びだった。前半24分にFW本田圭佑のゴールで先制すると、引き分け以上でグループリーグを突破できる日本は余裕のゲームコントロール。後半は押し込まれる場面もあったが、相手の攻撃は単発で、後半37分にはMF香川真司が“とどめ”の一撃をお見舞いしてゲームの行方を決めた。

 アンカーとして試合全体を日本ペースに持ち込んだMF長谷部誠(フランクフルト)は「チームは2011年より成長していると思う。攻撃のバリエーションも多いし、個々も成長している。余裕を持ってゲームをできている」と胸を張った。

 守備の安定はチーム全体で意識が統一されているからだ。「後ろでは一人余らせる。4対3や3対2で数的優位をつくろうという話は常にしている。一人がチャレンジしたら、後ろにはカバーする選手がいる。だから激しく行ける」。チャレンジ&カバーがスムーズにできている。

 試合運びが自在にできていることも大きい。次の準々決勝は中2日で行われるUAE戦。相手は中3日あり、日本にとってはフィジカル面で不利な条件だが、「今日の試合は2-0になってからうまく抜いた部分があった。他の選手に聞いても『2-0になってから抜けたので良かった』という話はしていた」という。先を見越す余裕を持ってプレーできたことは、この先プラスに働くだろう。

 先発は3試合とも同じメンバーだが、選手交代で少しずつではあるが、変化も見えてきた。「こういう大会では総力戦になるのは間違いない。今日は途中から出た武藤(嘉紀)がアシストで結果を残している。チーム全体の総力で勝っているという実感はある」と、この状況を歓迎する長谷部。チーム全体を俯瞰させたら天下一品のキャプテンが、これまで以上に自信を見せながら戦っていることが、日本の成長を物語っている。

(取材・文 矢内由美子)