カカオポリフェノールが多いチョコレートは健康的?

写真拡大 (全17枚)

 来月の2月14日はバレンタインデー。いつも以上に“チョコレート”に目がいきがちな時期だが、「太りそう」「糖質が多そう」「コレステロール値が上がりそう」などの理由で、意識的にチョコレートを食べないようにしている人もいるだろう。

 ダイエットの大敵のように思われがちなチョコレートだが、カカオポリフェノールが多く含まれているものであれば、生活習慣病の予防に役立つらしい。

 1月20日に都内で実施された『チョコレートの機能性と健康生活セミナー』では、愛知県蒲郡市、株式会社明治、愛知学院大学が共同で取り組んでいる「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」の中間報告が発表された。

 同セミナーに登壇したのは、愛知学院大学の心身科学部で教授を務める大澤俊彦氏。

 大澤教授は、蒲郡市内外に在住する45歳〜69歳の男女347名を対象に、1か月の間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一定量(1日25g/143kcal)摂取してもらったところ、血圧低下やHDL(善玉)コレステロール値の上昇などの効果があったことを発表した。

 以下にて、大澤教授が報告した内容の一部を抜粋する。

 ■チョコレート摂取による研究・アンケート調査結果(中間報告)
 ・チョコレートの摂取前後で、血圧が低下
 ・血圧が高めの人のほうが正常な血圧の人より、血圧が低下
 ・チョコレートの摂取前後で、HDL(善玉)コレステロールが上昇
 ・チョコレートの摂取前後で、体重・BMIが増加していなかった
 ・チョコレート摂取前後のアンケート調査で、精神的・肉体的に活動的になったと回答した人が多かった
 ・チョコレートの健康イメージは38.4%に留まる
 ・実証研究結果に対し、80%が「血圧低下を意外に感じた」と回答
 ・実証結果を知った人は「高カカオチョコレートの摂取意向」が82.4%

 このほか、大澤教授はカカオポリフェノールに、「抗酸化作用」「抗炎症・抗アレルギー」「発がん抑制」「胃粘膜障害抑制作用」「LDL酸化抑制・抗動脈硬化作用」「寿命延命」「糖代謝改善」「ポリフェノール成分の吸収代謝」などの機能性があることも紹介していた。