日本vsヨルダン 試合前日の公式会見要旨

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 日本代表は19日、試合会場のメルボルン・レクタンギュラー・スタジアムで公式練習を行い、20日のヨルダン戦に向けて最終調整した。練習前には公式会見が行われ、ハビエル・アギーレ監督とGK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)が出席した。

以下、会見要旨

●ハビエル・アギーレ監督

「明日は非常に激しい戦いが待っていると思う。ヨルダンはここまで良い試合を2試合戦っている。特にパレスチナ戦(ヨルダンが5-1で勝利)はスピード、アジリティーが出ていて非常に良かった。(明日の試合では)あまり暑くなく、いいピッチコンディションで両チームともスペクタクルを見せることができればと思う」

―昨日、練習前に選手に対して8分間も話していたが?

「私はストップウオッチを持ってミーティングをやっているわけではないので、そのときの感触で8分のときもあれば38分のときもあるし、1分のときもある」

―長谷部がキャプテンマークを巻いて出場すると最多記録を更新することになるが、長谷部をキャプテンにして良かったと思うときは?

「長谷部は生まれながらのリーダーだ。彼の経験からくるものを伝え、チームを落ち着かせることができる。(川島)永嗣、(本田)圭佑とともに3人でよくチームを引っ張ってくれている。昨日は彼の誕生日でたくさんのことがあったが、明日も勝利をおさめて、良い日にしてもらいたい」

―引き分けでも突破が決まるが?

「我々は勝ちに行く。もちろん、引き分け狙いということはしない。足し算や引き算といった余分なことをせず、1試合ずつ取り組み、明日もヨルダンに敬意を表しながら、勝利を目指して戦いたい」

―日本での経験とメキシコでの経験を比較すると?

「サッカーは世界のあらゆるところで同じだ。ルールも同じ。そんなに変わったものはない。アジア杯に参加しているが、ゴールドカップを思い出す。運営、試合もしっかりなされている。この大会を通じてアジアの他のチームを見ることができるのも良い点だと思う。日本で仕事していることに関して満足しているし、まだ短い時間だが、しっかり目標に向かって良い道を進んでいると思う」

―日本はフィジカル的に苦しんだこともある。イラク戦でもファウルやラフプレーが多かったが、それにどう対抗するか?

「レフェリーがゲームをコントロールする。そういうプレーを相手がしてきたからといって逃げることはしない。たくさんの戦い方ができるが、レフェリーの判断を尊重し、任せたい」

―本田が審判を批判して5000ドルの罰金を受けた。イランのカルロス・監督も罰金を受けたが、有名な選手や監督がスケープゴートになったのでは?

「本田がミランでプレーしているから罰金になったのではなく、ルールに則って科されたと思う。チーム内でこの話はしたので、今後こうしたことは起こらないと思う」

●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)

「僕たちもまだ突破が決まっていないし、彼ら(ヨルダン)にとってもそれは同じ条件。お互い激しい試合になると思うけど、僕たち自身も突破を決めるために全力でやりたいと思うし、明日の激しいファイトで勝利できるようにしっかりやっていきたい」

―キャプテンとしての長谷部についてどう思うか?

「チームメイトにとっても偉大なキャプテンだと思うし、2010年からキャプテンになって、一緒にプレーしていてもそうだし、ともに時間を過ごす中でも彼自身、キャプテンとして成長してきていると感じる。ピッチの上でもそうだし、ピッチ外でもチームの状況を一番理解しているし、見ている。チームに何が必要か見れているというのが彼の魅力だと思う。もうちょっとこうしてほしいなということで言えば、昨日が誕生日だったので、プレゼントを買おうと思って散歩に行ったときに付いてきて、プレゼントを買うのを邪魔したことですね。そういうところはもう少し空気を呼んでほしかった(笑)」

―パスのコンビネーションでスペースを崩すことに関してアジアの中で変化は感じるか?

「僕自身、アジア杯は3回目になるし、アジアの予選を含めて対戦したり、試合を見たりして、アジアの傾向として、ボールを動かしてサッカーをしようというチームが増えていると思う。今回のアジア杯と前回のアジア杯を比較しても、そういうチームが増えていると感じる。その中で、W杯での僕たちも含めたアジアのチームのレベルだったり、そういう部分はまだまだ発展途上にあると思う。今、アジアのこういった国がそういうサッカーにトライしている中で、まだまだ自分たち自身がレベルアップしていくのは時間がかかると思うけど、そういう方向性をアジアも見ているのかなという印象を受けている」

(取材・文 西山紘平)