まだ出ぬラッキーボーイ…その座をかっさらいたいFW小林

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 パレスチナ戦とイラク戦に同じ先発メンバーを送り出したハビエル・アギーレ監督が試合途中で投入した選手は、MF清武弘嗣、FW武藤嘉紀、FW豊田陽平、MF今野泰幸の4人。2試合とも3つある交代枠は使い切っているが、試合に出た選手は先発を入れて15人となっており、8人がまだピッチを踏んでいない。

 

 そんな中、出場機会を虎視眈々と狙っているのがFW小林悠(川崎F)だ。FW登録の選手ではただ一人、まだ出場機会がないが、「攻撃のポジションなのでゴールはいつも狙っているし、出たら結果を残したいという気持ちは強くある」と意気込みを見せる。

 日本の得点は2試合で計5点だが、ゴールを決めたのはすべて先発メンバーだ。小林は「まだラッキーボーイ的な人がいない。自分がそうなれればいい。そのために練習からしっかりアピールしていかないといけない」と前を向く。試合勘の部分で多少の不安はあると言うが、「途中出場から点を取っていたシーズンもあった。途中出場ならスペースも空いてくるので、そこを突ければ自分の特徴を出せると思う」と、チームの力になるための場面をイメージした。

「試合に出ているメンバーはすごくうまいし、僕は割り切って、今の自分の実力はここにあると思っている。出られないのは自分の実力。しっかり受け止めてチャンスを待つしかない。しっかり準備をする」

 出場機会のない選手の負けん気とモチベーションもチームを支えている。

(取材・文 矢内由美子)