ヨルダン攻略のイメージを描く遠藤「緩急を付けないと」

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 今大会は試合当日に対戦相手の分析、対策をテーマにしたミーティングを開くことが恒例となっているアギーレジャパン。監督によってはもっと早いタイミングで相手の情報を選手に落とし込み、チームとして練習で確認することも多いが、ハビエル・アギーレ監督は練習では自分たちの課題克服に時間を割く傾向がある。

 宿舎のリラックスルームには対戦相手の映像が用意されており、選手たちは個々で分析することもできるが、20日のヨルダン戦に向けてもMF遠藤保仁(G大阪)が「対戦相手については明日だと思う。自分たちのはやった」と話したように、最終的には試合当日のチームミーティングで確認することになるようだ。

 相手を過剰に意識せず、自分たちのサッカーに集中し、より向上させていくことを狙いとしているのかもしれない。「(対戦相手の情報について)人によっては前もって知りたい選手もいるだろうけど、僕はどちらでもいい」。遠藤は“アギーレ流”もすんなり受け入れている。

「過去にやっている相手なので。メンバーは多少代わっても、スタイルはそんなに変わらないと思う。試合前にしっかり頭に入れてやりたい」。アジア杯では04年大会準々決勝、前回大会グループリーグ初戦でも対戦しているヨルダンは、ブラジルW杯アジア最終予選でも同組だった。過去4試合すべてに先発している遠藤にとって、苦戦した経験も含めてヨルダンは知り尽くした相手だ。

「高い位置からプレッシャーをかければ、ロングボールが多くなると思うし、セカンドボールをしっかり拾いたい。蹴るということは間延びするということ。そこでペースが速くならないように、コントロールする必要がある」。そう指摘した遠藤は「スペースがあると前に行きたくなるけど、緩急を付けないといけない。ボール支配率を高めながら隙を狙っていければ」と、ヨルダン攻略のイメージを膨らませた。

(取材・文 西山紘平)