引き分けでもグループリーグ突破が決まるなか、アギーレ監督は「ヨルダンに敬意を払いながら、勝利を目指して戦う」と力強く語った。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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――本日の練習前のミーティングが(通常よりも長い)8分ほどだったようですが。
アギーレ監督 
「私はストップウォッチを使ってミーティングを行なっているわけではありませんので、そのときの感触で8分の時もあれば38分の時もあり、あるいは1分の時もあります」
 
――明日の試合に出場すれば、長谷部選手はキャプテンとしての日本最多出場記録を更新します。アギーレ監督は長谷部選手をキャプテンに指名し、良かったと思った瞬間はありますか? また、川島選手には長谷部選手のキャプテンの魅力、直してほしいポイントがあれば教えてください。
アギーレ監督 
「長谷部選手は生まれながらのリーダーで、声でその経験を伝え、チームを落ち着かせることができます。
 
(川島)永嗣と本田(圭佑)とともに3人でチームのキャプテンですが、よくみんなを引っ張ってくれていると思います。
 
 昨日は彼の誕生日で、非常にたくさんのことがあった1日でしたが、明日も勝利を収め、良い日にしてもらいたいです」
 
川島 
「マコ(長谷部)はチームメイトにとっても偉大なキャプテンだと思いますし、2010年の時からキャプテンになり、彼自身もすごく成長していると感じます。
 
 ピッチの上でも、ピッチ外でもチームの状況を一番理解しています。チームになにが必要なのかを理解している点が彼の魅力だと思います。
 
 もう少しこうして欲しいという点で言えば、昨日誕生日だったので、プレゼントを買いに行こうと散歩に出たんですが、一緒に付いて来て買うのを邪魔してきた。そこはもうちょっと空気を読んでほしいなと思いましたね(笑)」
 
――明日は勝たずとも、引き分けでグループ突破が決定します。
アギーレ監督 
「我々は勝ちにいきます。引き分けは狙いません。足し算や引き算などそういった余分な計算はしないで、1試合ずつ取り組み、明日もヨルダンに敬意を払いながら、勝利を目指して戦います」
 
――日本とメキシコの違いを教えてください。
アギーレ監督 
「サッカーは世界のどこに行っても同じものです。ルールも同じです。
 
 ですので、そんなに違いはありません。アジアカップに参加し、ゴールドカップを思い出します。運営、試合、そういった部分がしっかりなされていると思います。
 
 また、この大会を通じて、アジアの他のチームを見ることができる点も良いことです。日本で仕事ができて非常に満足していますし、まだ短い時間ですが、しっかり目的に向かって正しい道を進んでいると思います」
――川島選手は最後方から試合を見ていますが、パスでスペースを攻略するというプレーについて、アジアではどのような変化が起きていると感じているでしょうか?
川島 
「僕自身、アジアカップは今回で3回目になります。アジアの予選も含めて、今、傾向としてボールを動かしながらサッカーをしようとするチームが非常に増えていると思います。
 
 それは今回のアジアカップと前回のアジアカップを比較しても、増えていると感じます。ただそのなかで、ワールドカップでの僕たちも含めて、アジアのチームのレベルは、発展途上にあると思いますし、自分たち自身がレベルアップしていくには時間はかかると思います」
 
――日本はフィジカル面で苦しんだり、イラク戦でも相手のファウルやラフプレーが多かったですが、そういうプレーにはどう対応しますか?
アギーレ監督 
「レフェリーがゲームをコントロールしています。そのようなプレーを相手がしてきたからといって、我々は逃げませんし、たくさんの戦い方ができます。レフェリーの判断を尊重してお任せしたいと思っています」
 
――審判批判をしたとして本田選手に5000ドルの罰金、イランの監督に3000ドルの罰金などが出ています。
アギーレ監督 
「本田選手がミランでプレーしているからではなく、ルールに則って罰金が科せられたと思っています。チーム内で、すでにこの話はしたので、こういったことは今後起こらないと思います」