チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着想を得たハイヒール Meteorite Shoes。英デザインスタジオが製作

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家具やファッション関係のデザインを手がける英国の Studio Swine が、リアルな隕石を模したアルミニウム製のハイヒールを発表しました。デザイナーによると、ESA の彗星探査機 Rosetta が10年をかけて到達したチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着想を得たとのこと。
 

 昨年11月、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到達した ESA の彗星探査機 Rosetta と着陸機 Philae のニュースが話題となりました。特に困難な状況下、バッテリー切れ直前になんとか初期観測データを送り終えた Philae の姿にはTwitter などの SNS を通じて世界中から称賛の声が寄せられていました。
 

 
Studio Swine の Azusa Murakami と Alexander Groves もやはり Rosetta と Philae のニュースを目にしていました。ところが彼らが感銘を受けたのは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星のいびつでごつごつした造形のほう。Azusa Murakami は、まったく異なるものどうしから一つのデザインを作ることを得意としていたこともあり、すぐに彗星/隕石をモチーフとしたハイヒールの製作を決めました。

彼らはまずロンドン自然史博物館に赴きました。そこで過去に地球に落ちた隕石の数々を 3D スキャンにかけ、その形状をデータ化。さらにコンピューター上でそれら隕石の形状を組み合わせておおまかな形状を造り上げました。
 

 
次にアルミニウムフォームを使ってベースとなる部分を製作します。着用する人の足にフィットするよう、CNC 加工で内部をくりぬいたところで、ようやく靴と呼べそうな(?)物体となりました。

履物である以上は履き心地も重要な要素です。靴の内部にはイタリア製の柔らかい革を敷き詰め、クッション性を与えています。

また気になる靴の重さについては、アルミニウムフォームは全体の90%を空気が占めるため Studio Swine 曰く「水に浮かぶほど軽い」とのこと。
 

 
ただ、歩きやすいのかどうかは履いた人にしかわかりません。

ちなみに、Studio Swine はこれまでシャンパンメーカーの Veuve Clicquot やビールメーカーの Heineken、マイクロソフトなどと仕事をしてきた実績を持ちます。今回の Meteorite Shoes プロジェクトもマイクロソフトが支援しており、3D データ製作などに Surface Pro 3 を使用しています。