起死回生ゴールあり、敗戦招くミスあり…麻也「ヨルダン戦は何かしら問題を突き付けられる」

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 グループリーグ突破を懸けて戦う第3戦の相手は、前回大会のグループリーグ初戦で1-1と引き分け、13年3月26日のブラジルW杯最終予選では1-2で敗れ、最終予選で唯一黒星を喫したヨルダンだ。

 DF吉田麻也(サウサンプトン)は、4年前のアジア杯初戦で0-1と敗色濃厚の試合終了間際に起死回生のヘディングゴールを決めたが、13年3月26日に敵地のアンマンで行われたW杯最終予選では後半15分に1対1の対応を誤り、痛恨の2失点目を招いている。チームとしても個人としても、酸いも甘いも経験させられた難敵に対し、「ヨルダンとやるときは何かしら問題を突き付けられることが多いなというイメージ」と警戒心を見せた。

 もっとも、「ヨルダンに特別な感情はない」と言う。「良い準備をして臨みたいが、特別なことはない。いつも中東のチームとやるときのように、しっかりとリスクマネジメントしてミスを減らすことが大事。そして勝ち点3を取ること。ただ、特別ではないけれど、毎試合が特別でもある」

 W杯予選でのミスは記憶にあるが、「あのときのミスはあのときのミスとしてしっかり反省して次に生かさないといけない」と言葉に力を込める。「あのときのミス」とは、左サイドバックとして先発していたDF酒井高徳がボールを失ってカウンターを食らうと、カバーに入ろうとした吉田も相手との間合いを誤り、簡単にかわされたことだ。遅らせることが必要だったシーンでの対応ミスだった。

 あれから2年近くの時が経った今、同じミスは当然許されない。無失点で来ている流れを崩さず、チームとして自信をさらに深めて決勝トーナメントに進みたいという意気込みもある。「同じ相手とやるときは相手に対して自分が成長した姿を見せないといけない」。吉田はきっぱり言った。

(取材・文 矢内由美子)