揚げたてのとんかつはサクサクジューシーでファンの多い料理ですが、油で揚げたり、パン粉や卵を用意したりと自宅で作るには少し敷居が高め。そんなとんかつが、豚こま肉に衣をつけてレンジでたった2分間チンするだけで完成するという「レンジでチンして豚こまとんカツ」が販売されていたので、本当にとんかつができるものなのか、実際に作ってみました。

レンジでチンして豚こまとんカツ 特設ページ

http://www.showa-sangyo.co.jp/special/butakoma/

これが「レンジでチンして豚こまとんカツ」のパッケージ。大量の千切りキャベツをバックにジューシーなとんかつがプリントされています。



材料は「レンジでチンして豚こまとんカツ」1袋に対して豚こま切れ肉か豚薄切り肉が200g、サラダ油が大さじ2杯(約20g)のみ。



作り方は中に入っているパン粉を丸めた豚こま肉にまぶしてチンするだけとのこと。



というわけで豚こま肉200gを用意しました。



「レンジでチンして豚こまとんカツ」を開封。中にはかなり粗めのパン粉が入っています。



中身をビニール袋やジップロックに移して……



サラダ油を大さじ2杯いれます。



油が行き渡るように振りまくります。



続いて豚こま肉を1つあたり30gちょっとずつに分けて、ゴルフボール大のサイズで6個に丸めます。手で肉同士がひっつく程度にぎゅっと握ればOK。



豚こま肉ボールを3個ずつ、ジップロックへ投入してパン粉をつけていきます。



衣がまぶされると、コロッケみたいになりました。



ここで手のひらで平べったくつぶして、小判型に成形していきます。ぎゅっと押す時にパン粉がたっぷりつくようにするのがポイント。余った分は多めに上から振りかけるなどして、6個で全て使い切る必要があります。



しっかりとパン粉がついたら、お皿にキッチンペーパーを敷いて並べます。



上からふんわりとラップをかけて……



600Wの電子レンジで2分加熱すればOK。2分たったらすぐにラップを外すことでサクサク感が出やすくなるとのこと。



あっという間に完成。



お皿に盛りつけてみました。小ぶりですがどう見てもとんかつで、まさか油で揚げていないとは到底思えないような見た目。



「一体中身はどうなっているのか?」と気になっていたのですが、パカリと割ってみるとお肉が層になってまるでミルフィーユのような見た目になっていました。実際に食べてみるとふんわりやわらかな食感で、衣には味付けがされているので下味をつけたようなとんかつの味に衝撃。火が通っていない部分は全くないので安心して食べられます。



肝心の衣は「サクサク」とは言えないのですが、お弁当に使うような冷凍食品ほど「しなしな」でもありません。



続いて、残りの3個をチンしました。今回はチンした後に素早くラップを取るだけでなく、かなり水気を帯びるキッチンペーパーも外してサクサク感の向上を目指します。



しばらく水気が飛ぶのを待ってみたものの、残念ながら「サクサク」にはならず。味わいはジューシーで確かに「とんかつ」なので、ヘルシーにとんかつを食べたい人におすすめ。



朝ご飯やランチの時でもすぐに作れるアレンジとして、パンにとんかつ・キャベツ・ソース・マヨネーズを挟んでハンバーガー風にしてみました。



食べてみると、柔らかな食感とパンの風味がベストマッチ。小さめのとんかつなのでサンドイッチの具にしても良さそうです。



なお、「レンジでチンして豚こまとんカツ」はスーパーマーケットなどで購入することもできますが、Amazonでは4袋セットで税込691円(1袋あたり173円)にて販売されています。

Amazon.co.jp: 昭和 レンジでチンして豚こまとんカツ 50g×4個: 食品・飲料・お酒