本田にストライカーのマインド「チャンスをあと3、4本つくれば7、8本は外さない」

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[1.16 アジア杯D組 日本1-0イラク ブリスベン]

 もはやストライカーのマインドだ。PKで決勝点を決めながら、それ以外の好機で2度のゴールポストにクロスバー1回と、ことごとくゴールマウスに嫌われたFW本田圭佑(ミラン)。試合直後のインタビューでは「あれは決めないと、大事な試合は勝てないと思う。非常に悔しい」と答えたが、シャワーを浴びて取材エリアに姿を見せたときには、どこかさばさばしたような表情だった。

 前半17分、DF長友佑都の右クロスにファーサイドで合わせたヘディングシュートは右ポストを直撃。後半2分には右足ミドルがクロスバーを叩き、同20分にもMF清武弘嗣の折り返しに滑り込みながら右足で合わせたが、またしても右ポストを弾いた。

「僕自身、外したところはしょうがないと思っているので。それよりもああいったビッグチャンスをあと3、4本つくれれば、7、8本は外さないだろうと。得点を量産する選手というのはそういう考え方じゃないかと思っている」

 チャンスに決め切る決定力はもちろん重要だ。しかし、それを逃したミスを悔やんで、引きずっていても仕方がない。決められなければ、次のチャンスを待つだけ。その口調はストライカーのそれだ。

「もちろんビッグチャンスを決めるところは一生懸命やる。次、来たら決めようと思うのは当たり前。それでも決められない可能性があるのがサッカー。それよりも今日あった3本のチャンスを6本にするためのフィジカル的要素、駆け引きの要素、周りとのコンビネーションを高めていきたい」

 2試合連続PKとはいえ、これで2戦連発。貪欲にゴールを狙い続け、全試合でゴールを決めて日本を連覇に導くことが本田の野心でもある。

(取材・文 西山紘平)