先制点につながった乾の股抜きクロス 「一か八か狙った」

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[1.16 アジア杯D組 日本1-0イラク ブリスベン]

 狙い澄ました股抜きクロスだった。FW乾貴士(フランクフルト)は前半22分、MF遠藤保仁のスルーパスに反応し、PA内左へ進入。素早く右足に持ち替えると、対峙したDFの股間を通して中央に折り返した。

「最初はマイナスを狙おうかと思ったけど、相手も(コースを)切っていた。(香川)真司も動き直してくれて、股しかなかった。思い切って、一か八か狙った」。乾の折り返しに合わせたMF香川真司のシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球を拾ったFW本田圭佑が相手選手に倒され、PKを獲得。先制点につながった。

「左サイドで間のスペースが空いていた。そこでつなげばチャンスになったし、狙いどおりできた。相手が中途半端に引いてくれた」。代表戦で約1年半ぶりの先発出場となった12日のパレスチナ戦(4-0)に続いて左ウイングで先発。左SBのDF長友佑都、インサイドハーフの香川やMF遠藤保仁と連係してチャンスに絡んだ。

「(香川)真司が間で受けてくれて、そこに当ててワンツーとかもやりやすかった。ヤットさん(遠藤)が間に入れてくれるパスも良くて、動きやすくてやりやすかった。(長友)佑都くんとの関係もよくなってきている」。昨年11月のアギーレジャパン初招集から試合を重ねるごとに手応えを深める乾。FW武藤嘉紀、MF清武弘嗣らライバルも多いポジションで定位置を譲るつもりはない。

(取材・文 西山紘平)