パレスチナ戦に続き、PKで得点を挙げた本田。アギーレ監督も「重要な選手」と認めながらも、チームとして11人で戦う姿勢を強調した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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――おめでとうございます。ただ、今日の日本はクロスを多く上げましたが、その形からは点を奪えませんでした。

【マッチレポート|日本 1-0 イラク】

 パレスチナ戦に比べれば、クロスは良くなったと思います。オカ(岡崎)のチャンスが2回、他にも(本田)圭佑のチャンスなど、決定機は作れたと思います。あくまで個人的な意見ですが、クロスの本数は減った半面、質は上がったと感じました。
 
――パレスチナ戦と比べてパフォーマンスが良かった部分は?
 
 攻撃のリズムですね。1タッチ、2タッチの非常に効果的なプレーもできました。前半は両チームとも攻撃を仕掛けましたが、後半に入るとイラクの足が止まり、日本がずっとボールを保持する状況になりました。
 
――本田選手はアジアカップで勝利をもたらしてくれるような存在なのでしょうか?
 
 本田は日本にとって非常に重要な選手。ただ、私はこれまでに“ひとりでタイトルを獲れる選手”を見たことがありません。我々は11人で戦っています。(本田は)今日も非常に良い仕事をして周りを盛り上げていましたが、チーム全員で戦っています。
 
――スコアは1-0ですが、余裕を持って勝ったイメージです。監督から見て、危ない場面はありましたか。そして、その際にはどんな対応をしたのでしょう。
 
 相手チームの怖いところは、非常にスピードのあるカウンター、そしてFKでした。ただ、日本はそこに上手く対応し、コントロールできたと思います。もちろん、追加点を奪えずに最後まで苦しみましたが。
 
――大会は今後も非常にタフなスケジュールとなります。キープレーヤーを3戦目で休ませる考えはありますか?
 
 ドクターからは疲労している選手の報告を受けていませんし、どの選手も戦う能力があり、十分な力強さがあると思います。今後も選手の状況を判断して、試合のメンバーを決めます。
 
――チームとして攻撃の流れは良くなってきていると感じますが、特に今日の試合で輝いて見えたのは遠藤選手でした。彼にとって(代表150試合目の)記念すべき日でもありましたが、彼のパフォーマンスはどう感じましたか?
 
 まずは、イラクの中盤が非常に良かったと思っています。特にボランチへのケアは不可欠だと感じ、遠藤と(香川)真司には彼らをマークするよう指示を出しました。彼らは上手く対応してくれましたし、自分たちがボールを持った時は、より良いプレーを見せてくれたと思います。出来には満足していますが、非常に高温多湿でタフなゲームだったので、最後の30分は休ませるという判断を下しました。
 
 遠藤の150キャップに関しては、昨日も「おめでとう」と言いました。この後、もう一度声を掛けたいと思います。彼は素晴らしい人間であり、チームにとって重要な存在です。
 
――監督はご存じないかもしれませんが、前回大会は毎試合のようにアクシデントがあり、バタバタしながら勝ち上がりました。今大会はここまで隙がなく、選手の成熟を感じます。監督のピッチ外の問題もあるなか、選手は動揺している雰囲気もありません。
 
 選手たちは非常に落ち着いていると思います。4年前の経験を積んだ選手たちには、その経験を若い選手に伝えてほしいと話しましたが、長谷部らベテランの選手たち、4年前に苦しんだ選手たちがしっかりチームを引っ張ってくれていると思います。