目から鱗のATOK活用、面倒なパスワード入力が“劇的に”便利になる使い方

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筆者はAndroid端末でATOKを使っている。
以前はインストールしたままで使っていた。それでもATOKは変換効率がいいので満足はしていた。

しかし、最近、LINEのアカウント乗っ取りなどの事件があり、使っているネットサービスのパスワードを強固なものに変更した。英字の大文字を入れたり、数字と記号も混在させたりした。

パスワードを強固にすると、普段はメインで使っているPCでは気にならないが、スマホでパスワードを入力するのがなんとももどかしい。
「記号」をタップして記号一覧を表示してから入力、上矢印キーをタップしてから大文字を入力…など、

「やっぱりスマホはやめてPCでやってしまった方が速い!」と心が折れそうになったのだ。
そんな体験や経験のある人は、結構いるらしい。

そのときに「今後もこれじゃぁダメだ!」と一念発起。
もっと効率的に入力できる方法はないかといろいろ調べてみた。
すると、これが「あるじゃないか!」
そう。もっと、自分がやりたいことがスムーズにできる方法があったのだ。

今はこれがベストだと思っている設定や入力方法をご紹介しよう。

まず前提として、ATOKを使っている。そして、ひらがなはテンキーでフリック入力、英字の場合はQWERTYキーボードを確定入力で使っている。

●QWERTYキーボードで画面を切り替えずに数字や記号、大文字英字を入力する
まず、QWERTYキーボードの数字キーを非表示にする。





















すると、下フリックで数字やよく使う記号(右斜め下に書いてある数字や記号)が、上フリックで英字の大文字が入力できるようになる。




●ひらがなテンキーでも数字や記号が入力できる









たとえば「あかさ」と打って「かな英数」をタップすると、「12/3」や「1月23日」、「12時3分」など、よく使うけど入力するのが面倒な形式に変換可能だ。

●定型文でメルアド入力も簡単









たとえば上記の方法で「きさに」を「bdk」に変換し、その後「定型文」でメルアドの@以降を選べば、あっという間にメルアドが入力できる。

●数字テンキーでもハイフンが入力できる





住所の番地や電話番号など、「数字の中にハイフン」というシチュエーションは結構ある。でも大丈夫。数字テンキーで、7の下の枠を押せばハイフンが候補に出てくる。指を上にスライドさせれば簡単にハイフンが入力できるというわけだ。これでハイフン入り数字も面倒なことは一切ない。

これでパスワードやメルアドの入力がものすごくラクになった。もう、心も折れない。QWERTYキーボードですぐに入力できない記号(たとえばアンダーバー)は、単語登録を併用することで、ほぼ無敵になった。

これのうち1つでも知らない人がいたら、是非とも試してみてほしい。

ATOK(Android版)



内藤由美