韓国で頻発する一家心中、原因は「家長の家族に対する責任感」―中国メディア

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韓国で一家心中が頻発している。一家の主が、家族全員を殺した後に自殺を図るというパターンが多いが、中国のラジオ放送・中国之声の「全球華語広播網」で韓国オブザーバーを務める南黎明氏がこれについて、「家長の家族に対する最後の責任の表れ」と分析した。15日付で中国広播網が伝えた。

韓国社会は「責任」を重んじる習慣が根付いている。家父長制においてはその家の男性が一家の主である「家長」として家族を養う。女性や未成年の子どもが家長になるのは大変なこと。一家の生計を背負わなければならないからだ。共働きが当たり前の中国人の考え方とはかなり違う。

家長が一家の生計を背負いきれなくなった時、一家心中が起きる。自分のふがいなさを嘆き、生きる気力をなくす。「自分がいなくなったら、残された家族はとても悲惨だ」と考え、「一緒にあの世に連れて行くのが最善の選択だ」と覚悟を決める。連れて行くことが、家族に対する最後の責任という考えだ。

一家心中の原因は主に生活苦だ。韓国政府は福祉制度を充実させ、手当を受けられる人を増やし、悲しい事件を防ぐ努力をしている。飛び込み自殺が多い漢江にかかる30を超える橋には無料の「命の電話」が設けられ、2011年からこれまでに1500人を自殺寸前で救ったという。

(編集翻訳 小豆沢紀子)