<資料>
 今週に入り、株安、円高のいわゆるリスクオフ相場が広がり、14日には一時116円割れ寸前までドル安・円高になった。ただこの数か月のリスクオフ相場は、中旬に、「恐怖指数」、VIX指数が20を大きく超えると一巡、リスクオンへ反転となってきた<資料参照>。

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 14日海外で、116円割れ寸前から一転して117円台へドル高・円安へ急反転したのは、原油価格が急反発し、「約2年半ぶり大幅高、そろそろ底との見方も」(15日付けブルームバーグ)浮上したことが主なきっかけとされるが、そもそもリスクオフが循環的な限界を超えてきたことで、リスクオンの株買い、円売りが反射神経的に強まった影響も大きかったのではないか。

 では、昨年10、12月と同様に、VIX指数の20ポイント超、中旬というタイミングは、リスクオフからリスクオンへの転換点になるのか。昨年後半と最近ではいくつかの違いもある。その一つが以下のような株の値動きだ。

「S&P500種は2014年を通じて4日以上の連続安を記録しなかったが、過去11営業日ではすでに4日以上の下落を2回経験している」(15日付けブルームバーグ)。昨年までの米株高リズムは微妙に変調を始めた兆しがある。その背景には、以下のようなことがあるのではないか。

「世界銀行は2015年の世界経済成長見通しを下方修正した。欧州や中国の成長減速を米景気回復と燃料価格下落で相殺できないと分析した」(同)。このような変化のなかでも、昨年10、12月の「リスクオフ相場は中旬まで」が、今回も繰り返されるのか、注目されるところではないか。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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