福岡の待鳥雄紀は昨年10月、期末の平和島に参戦した時、勝率が6.18しかなかった。A1級のボーダーは6.23。残り1節という切迫した段階に来て勝率が0.05足りなかったのである。すでに待鳥は110走を消化しており、ここから勝率を上げるのは容易ではないと思われた。

 だが、意外なことが起きた。2日目第7R、まず風速5メートルの追い風を背に2コースから山本兼士を差して1勝。3日目前半戦、なんと3コースから丸岡正典らを破って2連勝。さらに同じ日の後半戦ではインから大逃げ一発、濱野谷憲吾らの猛追撃を振り切って3連勝。勝率を6.24にハネ上げ、3年ぶりのA1級復帰を実現したのだった。

 そして、こうした経緯が選手を強くする。新期11月から待鳥は尼崎、蒲郡、芦屋を走って、いずれも準優に進出。尼崎と芦屋では優勝戦に進んだ。計30走して1着8本、2着7本。蒲郡では橋本久和を差して3連単1万1230円の大穴をあけ、芦屋でも大平誉史明らをまくって1万1450円の主役に躍り出た。

 その待鳥が1月15日【木】〜19日【月】の「平和島一般戦」を走る。10月以来3カ月での再登場だが、ここはA1級復帰を決めたメモリアルプール。エンジンを仕上げて高配当を連打するだろう。

 なお、待鳥の次走地は1月23日〜27日の「若松一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周

◆アサヒ芸能1/13発売(1/22号)より