妊娠初期の急激な運動量増大は腰痛の悪化を引きおこすことが明らかに

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愛知県を中心に産婦人科や不妊治療施設を運営する、医療法人葵鐘会(きしょうかい)は、京都大学の研究チームとともに、妊娠女性の腰痛と運動の関連について調査を実施。その結果、妊娠初期の急激な運動量増大は腰痛の悪化を引きおこすことを明らかにした。

妊娠中の運動は、妊娠性糖尿病などの病気の予防につながることから注目されているが、今回の調査においては妊婦の日常の歩行量と腰痛の関連性を調査した。


検証によると、≪腰痛を生じた妊婦≫は、妊娠初期に歩行量を平均3,600歩から4,800歩へと大きく増加させ、妊娠後期に近づくと逆に平均3,300歩まで減少した。
(※1,000歩は約10分間の歩行に相当)

一方で≪腰痛がない妊婦≫は、安定期に入った妊娠中期に平均3,400歩から3,700歩へと徐々に歩行量を増やし、その後も4,800歩を経て4,400歩へと継続して活動できていた。

この結果から、妊娠初期に急激に活動量を増加させることは腰痛に悪影響をおよぼすため、身体への負担が大きくなり始める妊娠初期には、負担の少ない動作を推奨する必要があり、妊娠中の腰痛予防には、時期や強度を計画的に設定して指導することが重要であると指摘した。

医療法人葵鐘会
http://www.kishokai.or.jp/