病床の恩師から連絡受けた豊田、母校の初Vに「圭佑以上にうれしい」

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 パレスチナ戦(4-0)から一夜明けた13日、日本代表FW豊田陽平(鳥栖)は病床の恩師から連絡があったことを明かした。母校である星稜高(石川)は12日の全国高校選手権決勝で前橋育英(群馬)を下し、初優勝。「よくぞやってくれた」と喜ぶ豊田のもとに、この日朝、星稜の河崎護監督から電話がかかってきたという。

 昨年12月26日の交通事故で入院し、大会中は最後まで現場復帰を果たすことができなかった河崎監督。豊田は「声を聞けて僕自身、力になった。退院も近いみたいだし、もうちょっと休みながら、先生の仕事をまっとうしてほしい」と連絡に感謝し、早い回復を祈った。

 日本代表でチームメイトのFW本田圭佑も母校の初優勝を喜んでいたが、「僕も圭佑以上にうれしい。圭佑は3位だったけど、僕はそこにもたどり着けずに終わっている」と冗談交じりに言った。本田が高校3年時の04年度大会で初のベスト4まで進出した星稜だが、1学年先輩の豊田が高校3年だった03年度大会は3回戦敗退。自分の卒業後、次々と歴史を塗り替える後輩たちの姿に刺激を受けてきた。

 元日には星稜の宿舎を訪問し、鳥栖の名産・佐賀牛を差し入れした豊田。「今年、佐賀牛を贈ったメンバーが優勝してくれて、感慨深いですよね。今後も贈り続けないといけないのかという不安もありますけど」と笑った。

 この日の練習では4対4のミニゲーム中に足首を痛めるアクシデントもあったが、すぐに練習に復帰。「これで離脱してたらサガン鳥栖のメンバーに笑われる」と、問題ないことを強調していた。

(取材・文 西山紘平)