ソニー生命保険株式会社は、2014711日〜713日の3日間、全国のシニア5079歳の男女に対し、「シニアの生活意識調査2014」をインターネットリサーチで実施し、1000名の有効サンプルの集計結果を公開した(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)。調査の結果、シニアライフを楽しんでいるシニアがそうではないシニアよりも現在の生活で大切にしている割合が高かった趣味人との交流健康食生活に優先的に時間とお金を費やしたいと考えているシニアが多いようで、今後、シニアライフを楽しむシニアは、さらに増えていきそうな様子が明らかになった。

自分がシニアになったなと感じるとき1位は「小さな文字が見づらくなったとき」。女性は白髪・シワ・髪のボリュームなど外見の変化

シニアの生活意識調査2014

  全国の50歳〜79歳の男女1000名(全回答者)に、どのようなときに自分がシニアになったな(年をとったな)と思うか聞いたところ、「小さな文字が見づらくなったとき」(56.1%)が最も多く、僅差で「人やモノの名前がなかなか出てこないとき」(54.8%)が続き、以下、「白髪が増えたと感じたとき」(48.2%)、「運動の際に思ったよりも体が動かなかったとき」(41.0%)、「シワが増えたと感じたとき」(30.3%)、「髪のボリュームが減ったと感じたとき」(28.1%)の順で続いた。身体の衰えや外見の変化によって年をとったことを感じるシニアが多いようだ。

 男女別にみると、身体の衰えによって自覚をするのは女性よりも男性のようで、「運動の際に思ったよりも体が動かなかったとき」は女性の33.0%に対し、男性では49.0%と半数になった。一方、外見の変化によって自覚をするのは男性よりも女性のようで、「白髪が増えたと感じたとき」(男性40.0%、女性56.4%)や「シワが増えたと感じたとき」(男性20.2%、女性40.4%)、「髪のボリュームが減ったと感じたとき」(男性24.2%、女性32.0%)では女性のほうが高くなった。

シニアも悪くないなと感じるのは「自分の知識・経験が役立ったとき」が約4割。6070代では「時間的な余裕」「シニア割」「孫などとのふれあい」でもシニアの良さを実感

シニアの生活意識調査2014

 身体の衰えや外見の変化を感じるシーンでシニアになったと実感している人が多いことがわかったが、全回答者(1000名)に、どのようなときにシニアも悪くないな(捨てたもんじゃない)と思うか聞いたところ、最も多かったのは「自分の知識・経験が役立ったとき」(37.7%)、ほぼ同率で「のんびり過ごせているとき」(37.5%)となり、以下、「平日に旅行や観光に行けたとき」(28.1%)、「施設入場料や交通機関などでシニア割引が使えたとき」(26.6%)、「以前は気づかなかったモノの良さ(景色など)に気づいたとき」(25.6%)、「子どもや孫の成長を感じられたとき」(24.4%)と続いた。

  年代別にみると、「のんびり過ごせているとき」(5026.4%607048.6%)や「平日に旅行や観光に行けたとき」(5013.4%607042.8%)では、50代に比べ6070代が高くなった。また、「施設入場料や交通機関などでシニア割引が使えたとき」(5014.6%607038.6%)や「孫など幼い子どもに甘えられたとき」(504.8%607016.4%)でも6070代のほうが高くなったが、「特になし」(5027.0%607012.0%)は、50代のほうが高くなった。6070代では、時間的な余裕シニア割孫などとのふれあいなどによって50代よりもシニアの良さを感じられているようだ。

 されるといい気がしないこと「家族以外からおじいちゃん・おばあちゃん」が5人に1

シニアの生活意識調査2014

 シニアの良さを感じられるシーンは多岐にわたっていたが、全回答者(1000名)に、相手に悪気がなくても、されるといい気がしないことを聞いたところ、「特にない」が42.1%となり、4割強のシニアがそのようなことはないとした。また一方で、「家族以外からおじいちゃん・おばあちゃんと呼ばれる」(21.2%)や「高齢者と自分たちを年齢でひとくくりにされる」(21.1%)では約2割、「会話の際に小さい子どもと話すかのように話される」(14.9%)や「シニア向け高齢者向けと書かれた商品・サービスを勧められる」(14.7%)では1割半のシニアが、相手に悪気がなくても、されるといい気がしないこととして挙げた。例え身体の衰えや外見の変化によって、自分自身で年をとったと感じていても、周囲の人から年寄り扱いをされることには、抵抗を感じるのかもしれない。 

 半数のシニアがイメージするカッコいいシニア像は「社会のマナーやルールを守れる」。「高い志や社会貢献意識を持っている」を4人に1人がカッコいいシニア像に。シニア女性からモテるためのアイテムは「オシャレな服装」や「豊富な文芸知識」?

シニアの生活意識調査2014

  全回答者(1000名)に対し、どのようなシニアがカッコいいと思うか聞いたところ、「社会のマナーやルールを守れる」(49.9%)が最も多く、次いで、「威張っていない」(47.8%)、「服装がオシャレ」(35.8%)、「パートナーに対して優しい」(32.6%)、「お店での店員さんへの接し方がスマート」(29.2%)が続いた。ファッションだけではなく、社会や人との接し方でもカッコよさを判断するシニアが多いようだ。また、「高い志や社会貢献意識を持っている」(26.8%)や「文学や絵画などの知識が豊富」(26.0%)も4人に1人がカッコいいシニア像として挙げた。

  男女別にみると、「服装がオシャレ」(男性27.8%、女性43.8%)や「お店での店員さんへの接し方がスマート」(男性23.2%、女性35.2%)、「文学や絵画などの知識が豊富」(男性19.0%、女性33.0%)では、男性よりも女性のほうがカッコいいシニア像として挙げた割合が高くなった。他方、「リーダーシップを発揮している」では、女性(7.2%)に比べ男性(12.6%)のほうが高くなった。

シニアライフの生活設計に不安6割半、でも楽しんでいる・楽しむ自信がある5割半。家族にできるだけ多くの資産を残したい4割。介護に対する意識介護施設に入るなどして自分たちの力でなんとかしたい9割弱

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  シニアは、将来設計に対し、どのような意識や考えを持っているのか。全回答者(1000名)に、シニアライフにおける将来設計について聞いたところ、《シニアライフの生活設計》では、「シニアライフの生活設計はできていて安心だ」が35.0%、「シニアライフの生活設計は見直せておらず不安だ」が65.0%と不安を感じているシニアが3人に2人の割合となった。

  一方で《シニアライフを楽しむ》では、「シニアライフを楽しんでいる(楽しむ自信がある)」が56.9%、「シニアライフを楽しめていない(楽しむ自信がない)」が43.1%とシニアライフを楽しんでいる・楽しむ自信があるシニアが過半数を占めた。生活設計について不安を感じつつもシニアライフを満喫しているシニアが多いようだ。

 また、シニアライフにおける家族との関わりについても聞いたところ、《子どもとの共有》では「シニアライフの計画・考えを子どもと共有したい」が31.6%、《相続》では「家族にできるだけ多くの資産を残したい」が40.8%となり、どちらも半数を下まわる結果となった。さらに、介護に関する考えについても聞いたところ、《自分や配偶者の介護》では「子どもに介護してもらいたい」11.9%に対し、「介護施設に入るなどして自分たちの力でなんとかしたい」は88.1%と自分たちの力でなんとかしたいと考えているシニアが大多数を占めた。

シニアが生活で大切にしているものは「健康」「お金」「子ども・孫」「パートナー」「趣味」。シニア女性は3割が「美容」を大切にしている。シニアライフを楽しむ秘訣は趣味”“人との交流”“食生活”“健康の充実?

シニアの生活意識調査2014

 全回答者(1000名)に、現在の生活において大切にしているものを聞いたところ、「健康」が84.3%と際立って高く、次いで、「お金」(56.9%)、「子ども・孫」(55.7%)、「パートナー(妻・夫・恋人)」(52.5%)、「趣味」(51.2%)が5割台で続いた。男女別にみると、「美容」は男性(2.0%)より女性(30.2%)のほうが高くなり、キレイに歳を重ねたいというシニア女性の思いがうかがえる結果となった。また、シニアライフにおける将来設計の質問では、シニアライフを楽しんでいる・楽しむ自信があるシニアのほうが、そうではないシニアよりも多くなったが、大切にしているものに違いはあるのか。

シニアの生活意識調査2014

  シニアライフを楽しんでいる・楽しむ自信があるシニアとそうではないシニアとで大きな開きがあったのは、「趣味」(楽しんでいる・楽しむ自信あり層62.6%、楽しんでいない・楽しむ自信なし層36.2%、以下同順)、「パートナー(妻・夫・恋人)」(58.7%44.3%)、「友人」(39.7%26.5%)、「食事・お酒」(43.2%30.6%)、「健康」(88.9%78.2%)でした。趣味人との交流”“食生活”“健康を充実させることが、シニアライフを楽しむ秘訣なのかもしれない。

イキイキシニアライフに必要なもの1位「家族との絆」、2位「趣味や価値観を共有できる人との交流」。女性では3割半が「オシャレ」、3割が「困ったときに相談できる場所」

シニアの生活意識調査2014

 シニアライフを楽しんでいる・楽しむ自信があるシニアと楽しんでいない・楽しむ自信がないシニアとでは、現在の生活において大切にしているものに違いがみられた。それでは、イキイキとシニアライフを送るためには、何が必要だと思われているのか。全回答者(1000名)に聞いたところ、最も多かったのは「家族との絆」(59.9%)で、次いで「世代に関係なく趣味や価値観を共有できる人との交流」(42.4%)、「自分の知識・経験を役立てられる機会」(37.1%)や「仕事・働ける場」(34.9%)が続いた。家族趣味・価値観を共有できる人自分のことを必要としてくれる人など、イキイキとしたシニアライフには、周囲の人との関係の充実が大切だと思われている様子がうかがえる。

 男女別にみると「オシャレ」は、女性では34.6%と男性(13.6%)の2倍以上の割合となり、ここでもシニア女性の美しくありたいとの思いが感じられた。また、「困ったときに相談できる場所」でも女性では31.4%となり、男性(15.6%)の2倍以上の割合となった。シニアライフでは、困ったときに気軽に相談できる人が周囲にいると、心強く感じられることも多いのではないだろうか。 

シニアの4人に1人がFacebookユーザー、6人に1人がLINEユーザー。SNSを利用するシニアの9割が今後もSNSを「利用したい」

シニアの生活意識調査2014

 イキイキとしたシニアライフを送るためには、人間関係が大切だと思われている様子がわかったが、SNSを通じて人間関係を築いているシニアもいるのではないだろうか。全回答者(1000名)に、SNSの利用について聞いたところ、現在利用しているシニアの割合は、43.5%だった。年代別にみると、50代では49.0%と半数となり、6070代では38.0%という結果に。 

シニアの生活意識調査2014

シニアの生活意識調査2014

そして、現在利用しているSNSをみると、「Facebook」(25.8%)が最も多くなり、「LINE」(16.2%)、「Twitter」(15.5%)、「mixi」(7.3%)と続いた。また、今後のSNS利用意向も聞いたところ、現在SNSを利用しているシニアでは90.3%が今後も利用したいという意向を示した。 

 シニアが今後、優先的に時間とお金を費やしたいこと、1位は「趣味」、2位「パートナーとの絆づくり」。シニアライフを楽しむシニアは、今後さらに増えていく?

シニアの生活意識調査2014

 シニアは今後どのようなことに、時間とお金を優先的に費やしたいと考えているのか。全回答者(1000名)に聞いたところ、最も多かったのは「(旅行など)趣味」で63.3%、次いで、「パートナー(妻・夫・恋人)との絆づくり」(51.1%)、「健康増進・アンチエイジング」(48.2%)、「子ども・孫との絆づくり」(44.8%)、「食事・お酒」(30.9%)、「友人との絆づくり」(27.9%)が続いた。シニアライフを楽しんでいるシニアがそうではないシニアよりも現在の生活で大切にしている割合が高かった趣味人との交流”“健康”“食生活に優先的に時間とお金を費やしたいと考えているシニアが多いようで、今後、シニアライフを楽しむシニアは、さらに増えていきそうだ。