ガチャを回すとジャニーズJr.が出てくる…『お兄ちゃん、ガチャ』に萌えまくり
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

『源氏物語』の昔から、日本には“血のつながらない兄妹がただならぬ仲になる”というメルヘンの一典型があります。

 義妹、もしくはそれに近い存在の少女から「お兄ちゃんっ!」だの「お兄様……!」だの慕われて、あげくいい思いをする兄。そんな“妹もの”のアニメやマンガにデレデレする輩を、冷ややかに見ていた人も多かろうと思います。

 だがしかし、新年早々クールなはずの私たちを、ドキッとさせるドラマが放たれてしまいました。

 それは、『お兄ちゃん、ガチャ』!

◆こ、これは回したい……!

 “ガチャ”とは、お金を入れてレバーを回し、景品を取り出すあの“ガチャ”のこと。ゲーセンやショッピングセンターに置いてある、カプセルトイの販売機ですね。大人女子のみなさまも、「可愛いマスコットを集めたくて、何度もやっちゃった!」なんてご経験があるのではないでしょうか。

 ところが、本ドラマでカプセルから飛び出すのは、マスコットではなく“お兄ちゃん”! しかも“当たりのお兄ちゃん”は、いずれ劣らぬ旬のジャニーズJr.たちなのです。

 こ、これは回したい……!

 本作の主人公は、雫石ミコ(鈴木梨央さん)という小学生の女の子です。

 マンガ家のママ、何もできない姉、やんちゃな弟妹と、家族4人の世話を一身にまかせられたミコは、冴えない現実を癒してくれる“お兄ちゃん”を求めてガチャを回します。

 しかし、現れた少年“トイ”(岸優太さん)は、イケメンだけどミコにはつれなくて、なんか思ってたのと違う感じ……。“理想のお兄ちゃん”と出会うため、ミコは再びガチャを回すことになりそう……と、第1話ではこのあたりまで語られました。

 ちなみに、ミコの“お兄ちゃん候補”には、岸優太さんのほかに松倉海斗さん、深澤辰哉さん、阿部顕嵐さん、森田美勇人さん、松田元太さん、岩本照さん、玉元風海人さんが、ミコのライバル・ナツコのお兄ちゃんには仲田拡輝さん、吉澤閑也さん、梶山朝日さん、原嘉孝さん、目黒蓮さんが、ミコの友人・四葉のお兄ちゃんには京本大我さんがキャスティングされています。

 また、“お兄ちゃんガチャ”を開発した博士の助手“レイ”は、宮近海斗さんが演じています。皆、今をときめく注目のジュニアたちです。

◆女子のちょいエロ心も満足

 で、肝心のガチャですが、もちろんハズレだってあります。

 いや、むしろハズレのほうが多そうなのです。いかにも残念な“ハズレのお兄ちゃん”は返品も可能。そして、イケメンのお兄ちゃん候補はナンバーワンを決めるまでキープできるのですが、キープ代として1週間1000メダルかかるとのこと。

 劇中のレートは明らかにされていませんが、ガチャ1回500メダル、キープ1週間1000メダルということは、それぞれ500円、1000円といったところでしょうか。いずれにしろ、小学生にはだいぶエグい出費です。

 ところで、ヒロインを“小学生”にしたのは、脚本を手がける野島伸司さんの配慮なのでしょう。

 もしミコがアラサー女子なら、舞台は使えない上司やヤル気のない後輩で煮詰まったオフィスだったかもしれません。閉塞感に追い詰められた彼女は、「次はもっといいお兄ちゃん(男)が出るかも!」と、給料やボーナスを突っ込んでガチャを回し続けたりして……その姿は、だいぶシャレにならない感じだろうと思います。

 だからこそ、そんな大人がひととき心を解き放って夢の世界に遊べるよう、用意されたのが“お兄ちゃんガチャ”という物語であり、ミコという分身なのです。“大人のための深夜ドラマ”というと、すぐエッチなものを想像しがちですが、本作の世界は大変ファンタジックで、女子のちょいエロ心もうまくオブラートにくるんでくれています。