3戦2発の遠藤が語るゴール増の理由「ボランチより5m前にいるから」

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[1.12 アジア杯D組 日本4-0パレスチナ ニューカッスル]

 アギーレジャパン初招集だった昨年11月14日のホンジュラス戦(6-0)に続いてのミドルシュートからのゴール。インサイドハーフで先発し、後半13分までプレーしたMF遠藤保仁(G大阪)がパレスチナ戦で先制点を決め、代表通算149試合出場15得点とした。アギーレジャパンでは3戦2発というハイペースだ。

 ザックジャパン時代とは明らかに違って見えるシュートへの意識。「心境の変化なのか」と聞かれた遠藤は、否定しながらこう説明した。

「前がパックリ空くからです。ホンジュラス戦もパックリ空いていた。状況によって、打てるときは打っても良いと思うし、目の前に敵がいたら99%くらい打たないと思う」

 では、攻撃の形へのこだわりそのものがルールでもあった前指揮官時代と比べて、ゴールに直結するプレー選択が優先されるようになったからという見方はどうだろうか。「今のチームのスタイルを表したゴールなのか」という質問に、遠藤は数秒間考えたあと、淡々とした口調でこう返した。

「ボランチのときより5mくらい前に出ているので、その差が大きいのかなと思う。それと、3トップなのでクロスの位置などによってDFがかなり引っ張られるというのもある。僕自身がどうというよりはチーム全体の動きがそうなっているのかなと思う」

 遠藤の説明によると、自身のゴール増は意識の変化ではなく、4-3-3のアギーレ戦術によって生じるシュートチャンスを的確に察知し、活用する英知と、機をつかみ取る剛胆さがあるからこそということだろう。

「ペナルティーエリア内に入る回数というのは前の代表より増えている。もっとチャンスは出てくると思う」と感じている背番号7。今後は遠藤の得点ペースにも注目だ。

(取材・文 矢内由美子)