後半はチーム全体のインテンシティが落ちたと語ったアギーレ監督。イラク戦に向けた修正点のひとつと言えそうだ。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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――まず重要視していた初戦を終えて、どのような気持ちでいますか? また、この試合での選手の反応を見て、どの部分が一番嬉しく感じていますか?

【マッチレポート|日本 4-0 パレスチナ】

 

 ありがとうございます。このゲームで最も良かったところは、結果と勝点3を取れたことです。
 
 楽なゲームではありませんでした。強い風がありましたので両チームにとって、プレーしにくいという状況がありました。そして、ベストを尽くしてピッチの中ですべてを出し切った両チームの選手を称えたいと思います。
 
 相手チームのGKはいくつかの場面で非常に良いプレーを見せたと思います。課題もいくつかありますが、それは明日の練習で選手たちに伝えたい。

 そして私はパレスチナの戦いを称え、彼らの今後の幸運を祈りたいと思っております。
 
――本日の試合で4ゴールを奪い、たくさんのチャンスも作りましたが、ミスも多かった。特に後半の武藤と豊田はミスが目立ったのではないでしょうか?
 
 本日のゲームで(日本に)ミスはあったかもしれませんが、相手チームが良かったという部分もあります。さらに(パレスチナが)10人になってから、相手チームの守備がさらに向上したと感じました。
 
 現代のサッカーで4-0で勝てるのは珍しいことなので、その結果に対して喜ぶべきだと思います。
 
 両チームともしっかり戦っていました。また、課題はもちろん残っていますが、それに対して個別の名前を挙げたくはありません。チームとして、全体的に向上しないといけませんから。
 
 もちろん、試合を予想するのは非常に難しいことです。(試合前の段階では)このグループが日本にとってやりやすいグループではないかということでしたが、それはあくまでも書類上の話であって、我々は日本が相手を上回っているのかを、ピッチ上で見せなければいけません。
 
 そして各試合は、個別に考えなければいけないと思っています。戦うことは楽なことではありません。そして本日が(今大会の日本の)最初のゲームであったことを考えれば、しっかり集中して戦うことができていたと思います。次はイラク戦ですが、そこにしっかり向かっていきたいと思います。
 
――先ほど一番満足できる点は勝点3を挙げたことと、勝てたことだとお話されましたが、攻撃面での選手同士の連係については、どのくらいの満足度を持っていますか?
 
 本日のゲームでは、パレスチナがしっかりと守備をしてきたと思います。時間帯によっては(フォーメーションの)形がまったく崩れず、プレッシャーをかけながら守ることができていたと思います。彼らはインテンシティ(プレーの強度)が備わった、闘うチームでした。
 
 我々に欠けていたところといえば、前半ではスピードかもしれません。そして後半はミドルシュートでした。1本、2本不運なミドルシュートはありましたが、そういったところも、もう少しトレーニングしなければいけません。
――岡崎選手が試合前のミーティングで監督から引き締めの言葉をもらったと言っていたのですが、監督は選手にどのような働きかけをしましたか? また、途中出場の選手があまりチームにフィットしていませんでしたが、そのあたりはどのようにご覧になりましたか?
 
 まず選手たちに言った言葉ですが、相手に敬意を払おうということでした。そして、初戦が最も大事なゲームだということも言いました。
 
 今、(昨年末に集合してから)12〜15日ぐらいトレーニングを積んだ後ですが、早く(試合で)プレーしたいという時は少しナーバスになる傾向がありますので、集中して入ろうと言いました。チームがしっかり、私のメッセージを受け取ってくれたと思います。
 
 そして、ふたつ目の質問に関してですが、そのとおりだと思います。チームのインテンシティが少し落ちました。しかし、それは武藤と豊田が入ったからではなかったと私は思います。すでに3-0という状況で、早い時間帯に4点目が取れたので、チーム全体として少し強度が落ちたのかもしれません。
 
――先ほどから問題になっている後半ですが、立ち上がりは長いパスやサイドチェンジを使い、非常に良い入り方をしたように見えましたが、そのような指示をハーフタイムに出したのでしょうか?
 
 風ですね。後半に入ったら追い風になりましたので、ボールがより遠くに飛ぶようになりました。前半は向かい風でしたので、ボールがあまり長くなりませんでした。
 
――相手のクオリティと日本のクオリティを考えた時、この試合で大事だったのはメンタル面だったと思います。今、4-0で1試合目を終えて、次の試合をどのような精神状態で迎えたいですか?
 
 日本とパレスチナの間に大きな力の差があったと思われるかもしれませんが、非常に難しいゲームでした。(パレスチナは大会前に)中国やウズベキスタンと対戦していますが、パレスチナは中国と引き分け、さらにウズベキスタンは1得点しか挙げることができませんでした。つまり、(パレスチナが)簡単なチームだとは言えないのです。
 
 イラク戦に向けて、もちろん修正点はあります、ただ、守備面では良かったと思います。(イラク戦まで)2、3日トレーニングできますので、そのなかでしっかり修正していきたい。そして、本日と同じようなインテンシティを持ってプレーできればと思っています。
 
――4-0で快勝したことについては?
 
それによって選手の集中力が低下することは、阻止したいです。