技ありヘッドの岡崎、移籍問題も“封印”しゴール量産誓う

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[1.12 アジア杯D組 日本4-0パレスチナ ニューカッスル]

 これぞストライカーだ。3トップの中央で先発したFW岡崎慎司(マインツ)は1-0の前半25分に追加点。大会初戦でのゴールに「FWとして初戦から点を取れるのはいいこと。これを取り続けられるようにしたい」と素直に喜んだ。

 PA手前から打ったMF香川真司のボレーシュートをゴール前で頭に当て、角度を変えたファインシュートだった。至近距離からの強烈なシュートにも臆することなく頭を突き出し、狙い澄ましてゴールネットを揺らした。「(香川のシュートが枠に)入っていたら申し訳ないけど、たぶん外れていたと思う」と苦笑い。「来るだろうなというところにボールが来た」と、狙いどおりのゴールに胸を張った。

 岡崎らしい得点だったが、後半35分に交代するまでの80分間のプレーには納得していない。「ゴールに関しては満足しているけど、チャンスの数には満足していない。自分がシュートを打つ回数が少なかった」。サイドハーフを主戦場としていたブラジルW杯までと違い、アギーレジャパンではセンターフォワードを任されている。ポストプレーなど前線で体を張って貢献する場面もあったが、やはり期待されるのはシュート、そしてゴールだ。

「自分で(シュートを)打てる状況をつくらないと。ダイレクトではたくところとかはよかったけど、最後、決めるところでもっとチャンスに絡みたい」。貪欲にゴールを狙うストライカーは、レスター・シティへの移籍報道が出るなど騒がしい周囲の状況にも「もう終わったこととして、考えないようにしている。アジア杯に集中したい」と“封印”し、さらなるゴール量産を誓った。

(取材・文 西山紘平)