PK弾の本田、母校・星稜の初優勝に「今日はそっちでしょ」

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[1.12 アジア杯D組 日本4-0パレスチナ ニューカッスル]

 日本の勝利以上に母校の全国制覇を喜んだ。2-0の前半44分にPKで追加点を決めたFW本田圭佑(ミラン)は「大きいですね。どういった形であれ、得点は自分自身に自信を与えてくれる」と、初戦でのゴールを振り返ると、報道陣から母校である星稜高がこの日、全国高校選手権で初優勝したことを聞かれ、「それを聞いてくださいよ。今日はそっちでしょ」と相好を崩した。

「ベスト4まで行ったとき、3年連続と聞いて。僕のときはベスト4がすごく難しかった。それが3年連続で行くぐらいに成長している」。星稜は本田が高校3年時の04年度大会で石川県勢として初のベスト4に進出。12年度大会でそのとき以来、8大会ぶりに4強入りすると、前回大会は準優勝、そして今大会で悲願の初優勝を果たした。

 大会直前に発生した交通事故により河崎護監督不在の中、大会に臨んだ星稜。恩師のニュースは当然、本田の心も痛めていた。「悲願ですよね。このタイミングで優勝というのは。事故は不幸だけど、(優勝は)明るいニュース。先生におめでとうと言いたいですね」。病床の恩師とは連絡を取ることもできずにいた。「回復に向かっているとは聞いている。1日も早く元気な姿を生徒に見せてほしい」と、早い回復を祈った。

「優勝したということにはすごい価値がある。長年、優勝したいと願っていたから。理事長含め、星稜に関わる全員が喜んでいると思う」。最後まで柔和な笑顔を見せた本田。同じくOBであるFW豊田陽平(鳥栖)を含め、次は自分たちの番だと決意を新たにしているはずだ。

(取材・文 西山紘平)