【アジアカップ】4-3-3が破壊力を発揮! 日本が快勝スタート │日本4-0パレスチナ

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 日本代表は1月12日、ニューカッスルでアジアカップ初陣となるグループDのパレスチナ戦に臨み、遠藤や岡崎の得点など4-0で白星スタートを切った。次戦は、1月16日午後7時(日本時間同6時)からブリスベンでイラクと対戦する。
 
 2大会連続通算5度目の優勝を目指す日本だが、パレスチナはアジアカップ本大会初出場。日本とのA代表の対戦も初めてで、FIFAランキングは日本の54位(今大会参加チーム中2位)に対し113位(同13位)だった。
 
 必ず勝たなければいけない相手と言えたが、アギーレ監督は「(パレスチナは)大きな希望とハングリー精神を抱いている。スピードを活かしたカウンターに気をつけなければならない」と警戒。
 
 選手たちも2試合ほどDVDで試合内容をチェックし、「守備がコンパクト。全員でディフェンスし、速攻を仕掛けてくる」と主将の長谷部が語るなど特長を押さえ、重要な初戦を迎えた。
 
 現在オーストラリアは真夏とあって、現地の午後6時(現地時間)に開始された一戦は、やや強い風が吹くものの、気温約25度という暑さのなかで行なわれた。
 
 日本の布陣は4-3-3で、3トップには乾、岡崎、本田、インサイドハーフには香川と遠藤、アンカーには長谷部、最終ラインには長友、吉田、森重、酒井高が入った。
 
 立ち上がりから主導権を握った日本は8分、遠藤がミドルレンジからシュートを突き刺し幸先よく先制に成功する。26分、左SB長友のクロスから、香川の鋭いシュート性のパスを岡崎がヘッドでコースを変えて、2点目を奪う。
 
 前半終了間際には香川がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これを本田が冷静に沈めて、リードを3点に広げた。
 
 後半も日本がパレスチナを圧倒。49分、CKの流れから香川のクロスを吉田がヘッドで押し込み4点目。早くも試合を決定づけた。また、清武、武藤、豊田と前線の選手を次々と投入し、攻撃的なアギーレカラーをより前面に押し出した。
 
 この一戦の注目のひとつが、どの布陣が採用されるかだった。11月シリーズで4-2-3-1もテストしていたアギーレ監督だが、この大切な一戦で4-3-3を選択。
 
 インサイドハーフの遠藤と香川がゴールに絡み、前線の分厚く流動的な攻撃が展開され、数的優位の状況を作ろうという狙いのあるサイド攻撃も機能。
 
 相手のレベルがそこまで高くなかったとはいえ、4-3-3の魅力的な破壊力を示せたことはひとつの収穫に挙げられる。
 
「去年はなかなか上手くいかなかったので、新たな気持ちで臨みたい。良いスタートを切りたい」と語っていた香川が、2アシストを記録し、3点目につながるPKも獲得。
 
 試合後、「勝てたことが収穫。2試合、3試合とやっていけば、もっと良くなっていく」と、手応えを得ていた。
 
 輝きを少しずつ取り戻した印象の背番号10に、待望のゴールがいつ生まれるのか。それがこの大会の焦点のひとつにもなってきそうだ。
 
 グループDは、日本、イラク(FIFAランク103位/参加チーム中12位)、ヨルダン(同81位/5位タイ)、パレスチナの4チームで構成。総当たりで対戦し、上位2チームが決勝トーナメントに進出する。