ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が激怒している。11日のユヴェントス戦で1−3と敗れた同会長は、試合後にツイッターでこうコメントした。

「うんざりだ! ユーヴェは強いチームだ。審判たちからの助けもあるのなら、無敵になる。6人の審判が、2選手がオフサイドだったのを見ることができないなど、受け入れられないことだ。悪意があるか、無能なのかだね。この6人の審判は長期停止になるべきだ!」

デ・ラウレンティス会長が主張しているのは、ユヴェントスDFマルティン・カセレスの2点目の場面で、カセレスとDFジョルジョ・キエッリーニがオフサイドポジションにいたことだ。5分前にDFミゲル・ブリートスのゴールで1−1と追いついていたナポリだが、このゴールで1−2と勝ち越された。

一方、ラファエル・ベニテス監督は皮肉的だが本質は変わらないコメントを残している。

「ユーヴェがとても強いことは周知のとおりだ。だが、彼らとの対戦で学んだフレーズをつけ加えておくよ。昨年学んだんだ。今年も同じことを言う。『仕方がない』だ。ミリ単位のオフサイドだった。キエッリーニは頭に包帯を巻いていて、カセレスが隠れていた。2人ともオフサイドだったけどね…でも、『仕方がない』さ。我々が試合を取り戻した時間帯、追いついたばかりのタイミングだったということだけ言っておくよ。『仕方がない』さ」

ナポリは2−2に追いつくゴールを決めたかに見えたが、DFカリドゥ・クリバリのファウルで得点が認められなかった。

「(ジャンルイジ・)ブッフォンがクリバリにぶつかっていったんだ。まったくファウルではないと思う。今日の試合で勝っていたら、多くのことが変わっていたんだ。後半の我々はユヴェントスのレベルだった。少なくとも、2−1とされるまではね」

DFクリスティアン・マッジョも同じ見解のようだ。

「ユーヴェはとても素晴らしいチームで、とても素晴らしい選手たちがいる。でも、こうやって助けられているんじゃ、厳しいよ。カセレスのゴールに関しては、疑いはないと思う。彼とキエッリーニはオフサイドだった。どうして笛が鳴らなかったのか、理解できない。考えさせられるよ」