濡れたピッチを生かせ、香川「とことんシュートを意識する」

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 貪欲にゴールを狙う。12日のグループリーグ初戦となるパレスチナ戦を翌日に控え、日本代表MF香川真司(ドルトムント)はいつも以上にシュートの意識を高めている。

「シュートの意識は余計に持たないといけない。(アジア杯で)他の試合を見ているけど、ボックス内は守備が固い。ワンツーだったり、細かいプレーで崩すことも大事だけど、シュートを打たないと始まらないと思っている」

 パレスチナは引いて守備を固めてくることが予想される。スペースのない状況でいくらパスをつないでも、相手ディフェンスをこじ開けるのは難しい。ブロックの外側から思い切ったミドルシュートを狙うことも重要になる。

「(日本代表には)細かいプレーが得意な選手は多いけど、シュートを意識してやっていく。毎回、意識していることだけど、明日、もし相手が引いてきたら、とことんシュートを意識する」

 この日の公式練習は雨の中、行われた。試合当日も曇り時々雨の予報。ピッチは濡れた状態となりそうだ。ピッチコンディションについて「ファーストタッチでどこまでコントロールできるか。今日やった中ではトラップの難しさを感じた」と注意する香川は「明日はそういうところを意識して、シュートもしっかりとイメージして迎えたい」と、スリッピーなピッチを利用したグラウンダーのミドルシュートも頭に描いている。

「自分自身も去年1年、なかなか結果が出なくて、新たな気持ちで臨みたいという中での試合なので、どうしても弾みを付けたい」。ブラジルW杯での失意、ドルトムント復帰後のチームと自分自身の不振。苦しみ抜いた2014年を終え、リスタートの1年が始まる。「2015年、新年になって新たな気持ちで臨みたいし、いい1年にしたい。そのためにいいスタートを切りたい」。香川はそう力を込めた。

(取材・文 西山紘平)