七瀬玲氏
止まらぬ円安の流れ。誰もがこの流れに注目している。これをチャンスにして、うまく乗るしかない。さまざまな分野の投資家たちからの指南を受け、取りこぼすなかれ!

◆円安相場に強みを発揮!ナンピン注文で1万pips

「’14年4月から11月までの相場で1万pips、100円以上の利幅が取れています。とはいえ、チャートに張り付かず注文はすべて自動。自分はブログを書いたり読書をしたり、ネットサーフィンをしながら……です」

 そう話すのはFXで成功して30代で早期退職、現在はFXからの利益で暮らしている専業FXトレーダーの七瀬玲氏。その特徴は売買スタイルにある。

「退職前はさまざまなスタイルで取引していました。スウィングトレードもやりましたし、超短期のスキャルピングもやりました。なかでも、いちばん自分にあっていたのが、自己流のナンピン手法だったんです。一定の幅で買い下がったり買い上がったりして決済するだけの機械的なやり方です。プレッシャーや負けたときのストレスを感じることもなく、しかもコンスタントに稼げていました」

 ただし、そこには難点もあった。

「発注が面倒だったんです。決済されるたびに注文を入れ直さないといけないのが手間でした。そこで取り入れたのが『ループ・イフダン』です」

 最近では「トラリピ」を筆頭に自動売買の発想を取り入れた新手の注文機能が増えている。ループ・イフダンもその一種で、アイネット証券やひまわり証券で利用できる。

【グラフ】はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=18525

「これを使うと注文を入れ直す手間もかかりません。ループ・イフダンだとトラリピほど細かい設定はできませんが、コストは格段に安い。今後、中長期的に円安ドル高が進むだろうと思っているので、’14年4月から買いで入るタイプのループ・イフダンを使っています」

 これなら、相場が上がれば買い、下がっても買い、利益が乗れば決済と注文はすべて自動的に行ってくれるので、手間は一切かからない。

【グラフ】はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=18526

◆日銀のサプライズ緩和で377pipsを抜く

「トラリピにせよループ・イフダンにせよ、『レンジに強い』と言われることが多いですが、買いで入る設定ならば上昇相場のときにも追随して買い上がってくれますから、今のような円安相場にも強いんです。日本銀行が追加緩和を発表した日もそうです。普段、日銀会合はサプライズもないですし、あのときもまさか追加緩和するとは思っていなかったので驚きました。約定すると通知メールがくるのですが、メールが鳴りっぱなしでしたね」

 追加緩和の日は300銭ほど上昇した。七瀬さんが使っている「25銭ごとに買い・25銭幅の利益が出たら決済」するタイプのループ・イフダンだと300銭の上昇の間に12回の新規注文と決済を繰り返してくれる。

「実際には300銭の上昇の間にも小さな上がり下がりがありますから、そこでも売買が行われて、あの日の米ドル/円では一日で377pipsの利益でした。豪ドル/円を40銭ごとに買うループ・イフダンも使っているので、あわせると一日で799pips幅の利益です」

 非常に魅力的なやり方に思えるが、安易なナンピンは修羅の道でもある。そこで欠かせないのが資金管理だ。

「落ちたときに買い続けると含み損が増え続ける一方です。だから、私の場合、米ドル/円なら40個以上のポジションを持たないようにするのが資金管理のひとつ。また、史上最安値である1ドル75円54銭までの下落を想定し、それでも強制ロスカットにならないように取引数量を決めています」

 七瀬氏のブログには下落時にどれだけ含み損が増えるか、表にまとめられているので参考に。