海外メディアが八百長疑惑で質問も…アギーレ監督は回答を拒否

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 日本代表は11日、試合会場のニューカッスルスタジアムで公式練習を行い、12日のグループリーグ初戦・パレスチナ戦に向けて最終調整した。練習前に行われた公式会見では海外メディアからハビエル・アギーレ監督に八百長疑惑に関する質問も飛んだ。

 2011年5月21日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節のレバンテ対サラゴサ戦をめぐる八百長疑惑でスペイン検察当局から告発されたアギーレ監督。この日の会見で「八百長問題は選手の集中に影響したか?」と問われると、「約3週間前にすでに会見を開いたので、この場では答えない」と回答を拒否した。

 さらに別の海外メディアからも続けて八百長疑惑関係で質問を受けたが、「私はこれまでに4つのW杯、4つのゴールドカップ、3つのコパ・アメリカに出ているが、いずれの試合でもサッカーの話しかしてない。そして、初めてのアジア杯でもそうしたい」と、やはりコメントしなかった。

 会見に同席したMF長谷部誠(フランクフルト)にも同様の質問が飛んだが、「このことに関しては断言できますが、その影響はまったくありません」と、チームへの影響を否定。「このチームの良さとして、お互いを信頼し合う、そういう力を持っている。選手、監督、スタッフが同じ目標に向かって一つにまとまっている。まったく影響はない」と強調した。

(取材・文 西山紘平)