2015年のNISAには非課税枠をフルに使う 値上がり力の大きい投資信託を組み入れよう!

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投資信託といえばとかく毎月分配型投資信託に人気が集まりがちだが、NISAで税金ゼロをフルに享受するには値上がり益狙いの株式型がベストだ。ここでは、今発売中のダイヤモンド・ザイ2月号の特集記事「2015年のNISAワザ」の中から2014年の投資信託の成績ランキングを発表しよう。

 日本株型投資信託は、純資産50億円以上の中から中小型株やテーマに限定したものを除いてランキングした。日経平均は13年末から14年12月8日までで約10%しか上昇していないが、ランキングの上位10本は16〜29%も上昇している。

◆日本株型の上昇率 ベスト10!
順位 1年の上昇率
ファンド分析
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1位 【ファンド名/運用会社】日興キャッシュリッチ・ファンド/日興
29.3% 日本のキャッシュリッチ企業で割安な株に投資。
上位はエスペックや鶴見製作所、ウシオ電機など。
2位 【ファンド名/運用会社】グローイング・カバーズ(新成長株ファンド)/明治安田
26.4% 新たな成長局面に入ると判断される成長企業に厳選投資。
上位はクスリのアオキ、レーザーテックなど。
3位 【ファンド名/運用会社】出世株(DIAM成長株オープン)/DIAM
21.1% 中小型株を中心としつつも成長性の高い大型株も組み入れる。
組み入れ銘柄数は131銘柄。
4位 【ファンド名/運用会社】シュローダー日本ファンド/シュローダー
20.3% 高い利益成長が予想される銘柄の中で、割安性も重視して投資。
大型の優良株が組み入れ上位に並ぶ。
5位 【ファンド名/運用会社】メガトレンド[アバディーン・ジャパン・オープン]/アバディーン
20.0% 長期的な視野に立った運用を基本とし、売買回転率は低い。
上位に信越化学やファナック、キーエンスなど。
6位 【ファンド名/運用会社】ひふみプラス/レオス・キャピタル
18.9% 独立系の代表格。直販ファンドひふみ投信のネット販売用。
独自の視点から優良株を組み入れ好成績の常連。
7位 【ファンド名/運用会社】ダイワ・バリューアップ・ファンド/大和
18.7% PERやPBRなどを基準に割安度を重視した運用を行なう。
195銘柄前後と幅広い銘柄に分散している。
8位 【ファンド名/運用会社】ダイワ拡大成長株ファンド/大和
18.6% 企業の拡大戦略に着目し、業績拡大が期待される企業に投資。
組み入れ銘柄は200銘柄以上で分散型。
9位 【ファンド名/運用会社】グレート・ローテーション[日本経済『大転換』ファンド]/DIAM
16.6% 13年7月に設定されたばかりで、アベノミクスをきっかけとする
日本経済再生の恩恵を受ける銘柄に投資。
10位 【ファンド名/運用会社】ちから株[優良日本株ファンド]/三菱UFJ
16.6% 競争力のある優良企業の中から割安株に投資。大型株中心。
コロプラやミクシィなども組み入れる。


 1位の日興キャッシュリッチ・ファンドは現金などを多く保有する割安な株を組み入れるタイプで、29%上昇。2位のグローイング・カバーズは新たな成長局面に入りつつある株を組み入れるタイプで26%上昇している。3位の出世株(DIAM成長株オープン)も中小型を中心としつつも成長性の高い大型株も組み入れる投資信託で21%の上昇となった。

世界的に需要が拡大する
ゲノムやインフラに注目!

 そして、日本株型よりも好成績だったのがグローバル株型の投資信託だ。

 まず純資産50億円以上で世界の株に投資するタイプの1年の上昇率ベスト4を掲載。ジェネリックやゲノムなどグローバルで注目されている旬のテーマ型が並ぶ結果に。4本とも40%以上も上昇しており、世界市場での長期テーマとしても注目だ。

 このほかに、米国、新興国全体、アセアン、インド、中国、ブラジルといった、注目の国や地域の成績1位も掲載した。

◆グローバル株型の騰落率 ベスト10!
順位 1年の上昇率
ファンド分析
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1位 【ファンド名/運用会社】野村ピクテ・ジェネリック&ゲノム・ファンド/野村
53.4% 新興国を含む世界のジェネリック医薬品関連やゲノム関連企業に投資。
国別では米国に次いでインドが多い。
2位 【ファンド名/運用会社】ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンB/野村
43.8% 世界のバイオテクノロジー関連型。現在、米国とデンマークと
オーストリアの株に投資。32銘柄に集中。
3位 【ファンド名/運用会社】健太[グローバル・ヘルスケア&バイオ・オープンB(為替ヘッジなし)]/国際
42.7% 日本を含む先進国のヘルスケア・バイオ関連企業に投資する。
ネット証券各社で販売手数料ゼロで買える。
4位 【ファンド名/運用会社】世界のかけ橋(成長型)[ワールド・インフラ好配当株式ファンド(成長型)]/新光
42.0% 世界のインフラ関連の高配当株に投資。こちらは基準価額の上昇を
目指す成長型だが毎月分配型もある。
米国 【ファンド名/運用会社】三菱UFJ NASDAQオープンB/三菱UFJ
38.9% 米国の成長株が集まるナスダック銘柄に投資。
中でも製品開発力や優れたマーケティング力に着目する。
新興国 【ファンド名/運用会社】EG5[日興・新経済成長国エクイティ・ファンド]/三井住友A
27.3% メキシコ、インドネシア、フィリピン、タイ、トルコの5カ国の
新成長国に投資。1年で27%も上昇した。
アセアン 【ファンド名/運用会社】ダイワ・アセアン内需関連株ファンド/大和
18.7% アセアンの内需関連株に特化した投信。組み入れ国では
シンガポールが最も多く31%、次いでタイが22%。
インド 【ファンド名/運用会社】新生・UTIインドファンド/新生
18.6% インドの優良企業を組み入れる投信の中で直近1年で成績がトップ。
1年で74%の上昇を遂げた。
中国 【ファンド名/運用会社】大和住銀中国株式ファンド/大和住銀
16.6% 中国、香港企業の株式に投資。A株にも投資する。
通貨別構成比では、香港ドル63%、人民元37%。
ブラジル 【ファンド名/運用会社】UBSブラジル株式ファンド/UBS
16.6% ブラジル株に投資。ボベスパ指数とレアルが直近1年で
低迷していたため、11%台の成績となった。

 米国株型の三菱UFJ NASDAQオープンBは38.9%の好成績。新興国株型については、特にインド株型の新生・UTIインドファンドが70%超の上昇と絶好調だ。また、直近に利下げを発表して株価が反発中の中国株型も好成績だ。

 今年も円安効果を意識して、世界の各国の株型を組み入れて、ダイナミックな上昇を狙うのもありだ。

 ところで、ダイヤモンド・ザイ2月号には、NISAで狙いたい投資信託の他、値上がり期待の日本株や高配当株もたっぷり掲載。スタートした2015年のNISAの活用にぜひこちらも読んでみてほしい。

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