キックボクサーの立嶋篤史選手が、12月27日に対戦した佐藤孝也氏と、試合の認識をめぐる対立が表面化し、お互いのブログで暴露合戦となっている。

立嶋選手は、1987年にキックボクサーとしてデビューして以来、現在は43歳のシングルファーザーでありながら、いまだ現役で選手活動を続ける異色のファイターだ。2014年12月27日に名古屋で、かつて拳を交えた佐藤孝也氏と約20年ぶりの試合を果たし、佐藤氏が勝利した。佐藤氏は2001年2月に現役を引退している。

ところが、2015年1月4日、立嶋選手はブログ「立嶋な日常」で、27日の試合は元々、公式戦とは異なる、いわゆる「エキジビションマッチ」として佐藤氏と話し合っていたと打ち明けた。その際、佐藤氏から状態が悪い片方の足を「蹴らないで欲しい、そう頼まれた」とも暴露した。

話し合いでは、佐藤氏は足の状態が思わしくないため「走れないから体重もそんな落とせないんです」と話すと、立嶋選手は「無理して落とすことないよ。エキシビジョンなんだから」といったやりとりがあったという。

ただし佐藤氏から「対外的に試合ということにして欲しい」と申し入れがあったこともブログに記している。

試合では、立嶋選手は佐藤氏の状態を考慮し、本格的な攻撃を控えていたが、「後遺症があるとは思えない程、左ミドルは蹴ってくる」と、佐藤氏の姿勢にリング上で困惑したことを明かしている。

以上の経緯から、立嶋選手は「彼は最初からそのつもりだったのですね。肘は幾度も当ててきました」「信じた僕が悪かったし、騙されたのなら騙された僕が悪かったのです」と、約束を反故にされたと主張した。

これらの暴露を佐藤氏は、事実に基づいていないとして、6日に自身のブログ「キング・ムエ日記」で反論している。

すると、7日の朝に立嶋選手は「佐藤孝也様」と題した記事を公開した。そこには、佐藤氏が「『ブログを消して欲しい』と30分も電話してきた」として「迷惑行為」と批判している。

一方、佐藤氏も、同日の深夜にブログを更新し、改めて自身の認識を主張。佐藤氏によれば「足を蹴らないでくれ」とは言わなかった、また「12月27日の興行は『試合』であり、事前に立嶋選手も納得している」とまとめた。

続けて、佐藤氏は「オール現金にてランカークラス以上の金額のファイトマネー、別途交通費、計4名分の宿泊費を受け取っています」と、立嶋選手が報酬面でも公式戦並みの待遇を受けていることも暴露。両者の主張は平行線をたどり、対立は泥沼化の様相を呈している。

佐藤氏は1月7日の記事で、今後も立嶋選手と話し合う意思があることをブログで明らかにした。

【関連リンク】
「立嶋な日常」1月4日の記事
「キング・ムエ日記」1月6日の記事
「立嶋な日常」1月7日の記事
「キング・ムエ日記」1月7日の記事

【関連記事】
タイのお祭りで喧嘩騒ぎを起こした若者5人がプロのムエタイ選手に鉄拳制裁される
プロボクサー村田諒太が「格闘家にはブサイクが多い」
前田日明氏がドッキリを仕掛けられ本気でキレるも、最終的に勝俣州和を大絶賛するという謎展開に