ふくらはぎのテーピングが痛々しかったが、本人は「全然たいしたことありません」。コンディションもモチベーションも上がっているという。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大 (全2枚)

 パレスチナとの初戦を2日後に控えた1月10日、左足のふくらはぎにテーピングをして練習していた香川が、フットバレーでジャンピングボレーをすると着地に失敗。痛めた左肘を庇うように抱えながら座り込み、トレーナーに診てもらう場面があった。
 
 全体練習後の個別メニューを取りやめ、チームメイトを残してひとり練習を切り上げたこともあり、左肘とふくらはぎの状態が心配されたが、本人曰く「着地に失敗して、僕が一番あわやと思いました。(ふくらはぎも)全然たいしたことはありません」。
 
 コンディションもモチベーションもむしろ上がっているという香川にとって、今回のアジアカップは「証明する場」だろう。
 
 マンチェスター・Uから古巣ドルトムントに復帰しても本来のプレーを見せられず、アギーレ体制の日本代表では4-3-3のインサイドハーフへの対応に苦慮している。だから本人も、年末年始の国内合宿から「結果を出したい」と呪文のように唱え、インサイドハーフで「自分のパフォーマンスを表現したい」と繰り返す。
 
 本田は今大会を「単なる通過点」と位置付けるが、香川にとっては自らの真価を改めて示す重要な舞台。背番号10は強い決意とともにアジアカップに臨む。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト)