決勝までの6試合を見据え、サブ組とも積極的にコミュニケーションを取るGK川島

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 初戦の重要性をしっかりと認識しながらも、一方で決勝までの6試合を見据えた準備も怠らない。GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)は「前回(2011年)もそうだったが、途中から入ってきた選手の役割は大会を通して大きくなっていくと思う」と話した。

 この場合の「途中から」が意味するのは、試合の中で途中出場する選手と、大会中に先発メンバーに名を連ねていくことになる選手という二重の意味がある。「チーム全体としても僕ら(GK組)も、トレーニング中はお互いにしっかり声をかけ合っている。簡単につなごうとしてかっさらわれてカウンターを受けることもあると思うので、そういうところに関しては、分かっている選手がどんどん伝えていくことが必要かなと思う」

 アギーレジャパンでは、非公開練習時は先発組とサブ組に分かれて練習することが多いというが、川島は「準備段階ではそういう隔たりは関係ない」と言い切る。「スムーズにいくことがほとんどないのがアジア杯。どの試合でどういう場面が起きてくるか分からない」。23人全員に、あらゆる場面への対処力が求められると言う。

 ミーティングの回数や時間はザックジャパンに比べて少なくなっているが、「コミュニケーションは取っているし、練習の中でも(試合で)出てきそうなシーンのときはお互いに確認し合ったり、声をかけ合ったりしている。僕も麻也も声をかけていく。経験のある選手が言うということは、大会を通してやっていかないといけないこと」と、意思の疎通と意識の共有を強調した。

(取材・文 矢内由美子)