本田「高徳には篤人と違う良さがある」

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 アジア杯初戦のパレスチナ戦まであと3日。日本代表FW本田圭佑(ミラン)は、4日に事前合宿地のセスノックで行ったオークランド・シティ(ニュージーランド)との練習試合で右サイドでコンビを組んだDF酒井高徳(シュツットガルト)との連係向上に自信を見せた。

「右サイドの連係は日に日に良くなっている」。軽やかな口調で切り出した本田はその後もよどみなく言葉を継いだ。「高徳には(内田)篤人とは違う良さがある。フィジカルもあるし、1対1に強い。もちろんまだ完璧ではないが、日に日に良くなっている」

 DF内田篤人(シャルケ)がブラジルW杯以来の復帰を果たした昨年11月14日のホンジュラス戦では本田と内田が右サイドで縦関係を組んだが、同18日のオーストラリア戦は内田が欠場したため、酒井が右サイドバックに入った。アギーレジャパンで本田と酒井が縦に並ぶのは昨年9月9日のベネズエラ戦、10月10日のジャマイカ戦に続いて3試合目。本田は相手サイドバックの裏にスペースができると見ると、何度も積極的に酒井を使う意図でパスを送った。アジア杯は右膝の故障を抱える内田が不参加となったこともあり、酒井とのコンビネーションアップに全力を注いでいる。

 オーストラリア入りしてからは本田が酒井に積極的に話しかける場面が見られた。本田は「もちろん、高徳に限ってではないが、可能性的にコミュニケーションが必須になってくる確率の高い選手、自分のポジションと近い選手とはコミュニケーションを取るようにしている」と話した。

 オーストラリア戦で内田にアドバイスを求めた酒井は、内田から「あまり高い位置に行きすぎるのではなく、低い位置でもらって本田さんに当てて、その後、また一緒にやればいいんじゃないか。無理して上がるんじゃなくて、本田さんに付けていけばいいんじゃないか」という助言を得た。その意識はすでに本田も共有しており、「良い形で(ボールを)取れたときはすぐに前につけるようにと言っている」と明かす。

 引いて守る相手の多いアジア杯ではサイドからの崩しが攻撃のポイントになる。本田と高徳。アジア杯で日本に新たな武器が誕生することを本田も期待している。

(取材・文 矢内由美子)