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新年が始まり、会社員として志を新たにした方は多いことでしょう。逆に「正月休みが終わるよぉ〜、もっとだらだらして餅を食いたいよォ〜」とコタツにしがみつく意識が低めの方も多いことでしょう。

筆者個人は完全に後者であり、1年で最も長い連休の終焉にただただ震えています。しかしどんなに拒絶しても新年は始まってしまったのです。何か希望があればよいですが……。

そこで若手社員に一度は経験してほしく、お伝えするのが「異業種交流会」です。

○異業種交流会って何かうさん臭くない?

とはいえ「異業種交流会」という響き、どこか健全ではありません。怪しげなネットワークビジネス界隈の人たちが頻繁に使うワードでもありますので、無理もないでしょう。

しかし、ここで言いたいのは「ある程度パーソナリティが把握できている人にピンポイントで会いに行く」ことを指します。

○筆者が参加した異業種交流会(読み飛ばしてOK!)

年末に近いある日、僕は大都会東京の喧騒に佇んでおりました。僕の著作を読んでくださった女性がツイッターで声をかけてくださり、『他社間同期会』を開催することになっていたからです。

集まったのは僕と同期の他に4名で、彼らは有名企業にお勤めか、もしくは特異な生業を持っている方々でした。

人見知りをこじらせてはや24年の僕は緊張が半端ではありませんでしたが、会社のリアル同期のお供によってなんとか自我を保ちました。

コミュ障エンジンを吹かせまくった僕の仕切りにより非常に微妙な立ち上がりにはなったのですが、最終的には時間を忘れて盛り上がりました。

○若手社員といえど『専門家化』している

平たくいえば筆者が参加したのはオフ会に近いものだったわけですが、何が有意義でおもしろかったかといえば

「社会人3年目ともなると、たいていの人は所属する会社の事業領域で一般人が知り得ない情報を持つ専門家化している」

ということです。

3年間、年間240日、同じことに費やしてきた人間は、本人が思うよりもパンピーにとっては未知の情報を有しています(インフォーマルな裏話的なものまで含めて)。

ある程度、興味関心に合致していれば、おもしろくないわけがありません。逆に会社員は世界が狭くなりがちで、自分の会社についての造詣が深くなると全知ぶるきらいがありますが、現実にはそれ以外の部分はパンピーもいいところなのです。

○自分も専門家化している

この現象は、無論、自分自身にも言えます。

そういう意味では「自分が他人におもしろいと思ってもらえるどんな情報を持っているか」は自分の市場価値に直結するので、じっくりと振り返ってみるとよいかもしれません。 逆に「何も話せない人」は自分に警鐘を鳴らして『専門家化』を目指すべきなのかもしれません。

○積極性があれば機会はいくらでも転がっている

会の参加者の話を聞いて自分の領域と照らし合わすと勉強になるでしょうし、また他業界への興味も場合によっては湧き上がってくるかもしれません。そうなると、これは大きな分岐点になる可能性も秘めている一大事なのです。

もちろん怪しげなセミナーへの参加は自重していただきたいですが、SNSを使っていれば、ある程度パーソナリティが知れているネット上の知り合いが少しくらいはいるでしょうから、その人たちと会を開いてみましょう。

いなければ、「話を聞いてみたい領域で仕事をしている人」を探してみてください。

当然、会を催すか、呼んでもらうには多少の積極性が必要ですので、そこはコミュニケーションをとれるよう頑張ってみてください。まずは仲良くなるところからです。もちろんリアル知り合いで探してみるのもよいでしょう。

○「どんなジャンルでもオタクの話はおもしろい」

大学生のとき、お世辞にもリア充だったとはいえない僕は、課外活動や何やらに積極的だった人が毎日忙しそうに人に会っていると聞いて「そんなことするならゼミを休むなよ」と憎まれ口をたたく陰湿なウェッティ野郎だったのですが、今では彼らの思いもわからないではありません。どんなジャンルでもオタクの話はおもしろいもので、つまりはそういうことだと思います。

会社員であれば責任や費やす労力と時間が多くの場合、大学生よりも多くなります。一度、こういった類の会を経験してみると、それぞれの活用方法が見えてくるはずです。

最後に注意点を2つ。1つ、若い会社員の男女が集まると合コン目的の人が紛れ込むかもしれないので注意されたし!(僕が参加した会にはいらっしゃらず、いたとしたらむしろ僕です!) 1つ、トラブルに巻き込まれないよう、知り合いが少ない場には友達2人以上で参加されたし!

以上です。

※画像は本文とは関係ありません

武野光平成2年生まれ。「TOEIC未受験」「サークル未所属」「友達の数が片手未満」といった状況から就職活動に挑み、その体験から得た教訓をつづったブログ『無能の就活。』が大きな反響に。現在はサラリーマンと兼業で作家活動を行う。著書に『凡人内定戦略』『凡人面接戦略』(中経出版)、『就活あるある 〜内定する人しない人〜』(主婦と生活社)など。マイナビ2016でも、マンガ『キミ! さいよー』(石原まこちん/小学館)内で、一言コラム平成ベビーの就活用語辞典掲載

(武野光)