米株バブル「終りの始まり」という可能性
 年末年始をはさんで、米株(S&P500)は5営業日続落となるなど、世界同時株安の様相となりました。これは何かの「前兆」なのでしょうか?

◆年末年始「世界同時株安」の意味とは!?

 米株、S&P500は7日反発し、年末年始をはさんだ続落は5営業日で一服となった。米株の続落において、5営業日までと6営業日以上ではかなりの差がある。その意味では、今回の6営業日目の米株反発は当然の結果と考えることができる。

 1990年以降でS&Pの続落を調べてみると、5営業日は39回あったが、6営業日以上になると18回にとどまった<資料参照>。要するに、5営業日の続落は一年に1-2回はあったのに対し、6営業日以上の続落は一年に1回あるかないかというものだった。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=20387

 さらに7営業日以上の続落になると、1990年以降では5回しかなかった。要するに、5年に一度あるかないかというものだったわけだ。

 それにしても、一年に1-2回はあった5営業日の続落もなかったのが、昨年2014年だった。この2014年以外では、1998年、そして2005、2006年。1998年は、2000年からのITバブル破裂前、2005-2006年は、2007年からの住宅・信用バブル破裂前だった。

 その意味では、5営業日の続落もなかった年は米株バブル相場だった。この観点からすると、5営業日の続落もなかった2014年の米株は、やはり「バブル相場」だった可能性がある。

 この年末年始の米株、5営業日続落は、そんな「バブル相場」の少なくとも「終りの始まり」のシグナルとはいえそうだ。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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