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お蕎麦やお寿司、すき焼き、ハンバーグ……。年末年始は何かと外食する機会が多くなりますよね。そんなとき、炊飯器を前に

「あーあ。せっかくご飯炊いたのに!」

なんてボソっと呟いてしまったことはありませんか? 炊き上がってすぐのご飯は水っぽすぎて保存しづらいし、時間が経つとパサパサ……。

「一体どうしたらいいの?」

そこで今回は、ちょっと扱いが面倒な“ご飯”をふっくら美味しく保存するコツをご紹介します。

 

■炊飯器の保温機能じゃダメ! 「おひつ」がいい理由

あなたはご飯は炊飯器で「保温」しておくのが1番だと思っていませんか?

もちろん最新の炊飯器は、ご飯を美味しく保つためのさまざまな工夫がなされていますが、暮らしの知恵が生んだもっとシンプルな方法があるんです!

それは、炊き上がったご飯を「おひつ」に移し変えること。

おひつは、ご飯の湿度・水分量をうまく調節してくれるので、冷やご飯になっても美味く食べられるんですよ。

 

■正しい「おひつ」の使い方3つ

では、どんなポイントに気をつけたらよいのでしょうか?

(1)炊き上がったら、さっくり混ぜて蒸気を逃がす!

炊き上がり直後のお釜は、高温のため、蒸気でべたつきがち。このままおひつに入れてしまうと、せっかくのご飯が水っぽくなってしまいます。おひつに入れる前に、軽くしゃもじで混ぜましょう。

 

(2)直射日光の当たらないところで常温保存する

木製のおひつは常温の部屋で使うのがベスト! たとえ気温が高いときでも、冷蔵庫に入れてしまうとご飯の水分コントロールができなくなってしまうので注意が必要です。必ず直射日光の当たらないところで、保管してくださいね。

ちなみに吸水性の高い「陶器製」のおひつは、そのまま冷蔵保存も可能。食品ラップを使用しなくてもいいなんて、とってもエコですね。

 

(3)食べたいときに温めるだけ!

保温性が高いので、そのまま食べても大丈夫! 木製の場合、心地よい木の香りがより一層美味しいご飯に仕上げてくれます。陶器製の場合は、食べたいときにおひつごとレンジでチンするだけで、炊きたてのふっくらご飯をいただけますよ。

 

白飯は日本人にとって何よりも大切なもの。あなたも「おひつ」を使って、美味しくエコなご飯を召し上がれ!